サイコパスについての情報は様々なサイトやブログでも知ることができますが、やはり情報の濃さは専門家が書いた書籍にはかないません。
自分がサイコパスかもしれない・身近なあの人はサイコパスかもしれない・サイコパスについて知りたい
という人は、ぜひこれから紹介する書籍や漫画を読んでみてください。より確かな知識や、事例を知ることで、サイコパスへの理解は深まります！
もくじ
サイコパスについての本
１．サイコパス
最新脳科学が「サイコパス」という脳の状態について解き明かす本書。
現時点で、きちんとサイコパスを理解するうえでは最も役に立つ和書の一つです。
近年では、脳科学や技術の劇的な進歩により、「サイコパス」と呼ばれる人々、およびその脳の状態についてさまざまなことが明るみに出てきています。
サイコパスの「正体」とは、いったい何なのか。サイコパスは、普通の人と一体どのように違うのか。
そんな疑問について、具体的にどんな脳の働きの違いからどんな行動の違いが引き起こされるのかを、「脳」を中心に説明していきます。
２．あなたの近くの危険な人物！図解 サイコパスの話
上の本から、より実用的な知識を得ることができるのがこの本。
サイコパスは、その度合いの強弱はあれど今まで生きてきた中で誰もが何人かのサイコパス的人格を持った人物に出くわしてきています。
「精神科」の目線から見ると、サイコパスとはどんな存在なのか？それを教えてくれるのがこの本です。
かなり読みやすい内容なので、さくっと読むことができます。
サイコパスについてあまりよく知らない人がサイコパスを基本知識を知るには、とても役に立つ本です。
３．サイコパスの真実
こちらは、「犯罪心理学」の視点から、サイコパスの特徴を描く本。
上の二つの本ともかぶる内容はありますが、「犯罪心理学」という、日本ではあまりメジャーでない特殊な学問の視点から見るサイコパスは、とても興味深いです。
犯罪心理学は、海外（特にアメリカ）では盛んな学問で、今までの異常犯罪者について理解するため、もしくは犯罪の起こる内的な原因を探るなど、さまざまな面で活躍してきましたが、やはり「サイコパス」という普通は理解できないような思考回路を持った人々について理解するためにも多くの研究・調査が行われているようです。
４．サイコパス・インサイド
とても珍しい、サイコパスについての「ノン・フィクション自伝」です。
しかも、サイコパスが主人公（兼・神経科学者）で、主人公の視点から物語が運ばれていきます。表面的な理解だけでなく、サイコパスについてもう少し踏み込んで知りたい、という人におすすめです。
本書の著者である神経科学者のジェームズ・ファロン氏は，実在するサイコパスの研究者です。
彼がサイコパスの脳の構造パターンを探していたところ，なんと自分が精神病質の脳の持ち主であることが判明しました。本書は，その後「自分自身」を研究材料に，精神病質と犯罪性との関連性を研究し、その結果を書き下ろしたものです。
内容は、以下の通り。
「山積されたスキャン写真の最後に読影した脳スキャン画像はひどく奇妙なものであった。それまで私が記載してきたスキャン画像の中でもまさしくもっとも異常なものに思えた。この画像のかわいそうな持ち主はサイコパスであるか、少なくともこれとかなり一致する画像特徴を有していることを示していた。このスキャン画像の主が誰かに気づいた時に、なにかの間違いであろうと思いこまないではいられなかった……。しかし間違いではなかった。あろうことか、このスキャン画像の持ち主とはなんと私であった」
原書「解説より」
サイコパスについての漫画
１．まんがでわかる隣のサイコパス
もしかしたら、周りのあの人はサイコパスかもしれない…そんな、日常生活の中にいるサイコパスに目を向けた漫画です。
基本的には「サイコパスについて理解すること」を目的とした本なので、正しい知識とともに具体的な事例を知ることができて、とても理解が深まります。
ちなみに、この本の中で紹介しているサイコパスは、「異常な凶悪犯罪者」ではなく、それよりもサイコパス的な資質や性格の傾向を持ちつつも、普通の「一般人」として暮らしている人々です。
漫画に出てくるのも、その人達に焦点を当てた様々なストーリー。彼らは性格的にどんな特徴を持つのか、いざサイコパスが目の前にいたら・身近にいたらどう対処すべきなのか、彼らの思考回路はどうなっているのかなど、具体的に知ることができてためになります！
２．監視官 常守朱（『PSYCHO-PASS サイコパス』シリーズ）
サイコパスをテーマにした数少ない「ストーリー漫画」の一つ。
アニメで大きく話題になり、今でも根強いファンを持つ漫画です。
実際に「サイコパス（PSYCHO-PASS）」という言葉は、この漫画の中では違う意味でも使われているのですが、凶悪犯罪者や、その他「犯罪予備軍」である人々に焦点を当てたストーリーです。
内容は、公式サイトで以下の通り説明されています。
人間の精神が数値化されるようになった世界。個人の魂の判断基準となるその測定値を人々は「PSYCHO-PASS」と呼び習わした。数値によって事前に割り出された犯罪者「潜在犯」の捜査に、新人刑事・常守朱が挑む!!
まとめ
今回紹介したのは、以下の6冊です。
どれもかなり興味深く、読み物としてもとても面白い本や漫画なので、「サイコパスについて知りたい」という人はぜひ読んでみてください！
自分がサイコパスなんじゃないかと疑っているという人は、50の質問に答えるサイコパス診断テストを受けてみるのもおすすめです。
以上、「おすすめのサイコパスについての本と漫画6選」でした！
