ハワイ名物のパッションフルーツジャムバター、通称「リリコイバター」が好きすぎて、自分で作ってみたら市販品が食べられなくなるくらい絶品のリリコイバターができました♪
自分で作れば、「甘さ」や「酸っぱさ」も自由に調節できるので、本当に理想のリリコイバターができちゃいます。
買うと高いのですが、自分で作れば材料費もかなり安く、しかも大量に一気に作れるので、いくつかの瓶に分けてお持たせやお裾分けにもぴったりです。
- リリコイバターが大好きな人
- 毎日たっぷり食べたい人
- 理想の配合のリリコイバターを作りたい人
ぜひぜひ、自分でDIYしてみてください♪
もくじ
リリコイバターの材料
- パッションフルーツのペースト 100g
- 砂糖 100g(お好みで調整可)
- 無塩バター 100g
- 全卵 1コ
- 卵黄 1コ
パッションフルーツについて
パッションフルーツは、わたしはいつもCAMTAのペーストを使っています。
ブラジル産なので、ポルトガル語で”polpa de Maracuja Integral”と書いてあります。
パッションフルーツはブラジルで「マラクジャ」と呼ばれていて、ブラジル産のパッションフルーツ・ペーストは香りも味もよく、品質がとてもいいです!
酸味が強めで、しっかりした味わいのリリコイバターができます。
生のパッションフルーツで作るより簡単だし、品質も良いです!
生のパッションフルーツが用意できる場合は、中身を100g分かき出して使ってください。パッションフルーツ1つあたり、中身が20gくらいなので、約5つ分で100gになります。
砂糖の種類について
砂糖は、見た目の美しさ(綺麗なレモン色)を重視するのであれば白砂糖やグラニュー糖を使ってください。
でもわたしの個人的なおすすめは「きび砂糖」です!
きび砂糖で作るリリコイバターは、甘みが濃厚で風味がさらに際立ち、本当に美味しいです!わたしはいつも、必ずきび砂糖で作っています。
ただ見た目が少し茶色っぽくなるので、
「自分用に絶品リリコイバターを作りたい」という人はきび砂糖に、
誰かにあげる予定なのであれば見た目が美しい白砂糖にしておくといいと思います。
砂糖をあまり使いたくない人は、同量のハチミツでも代用できます。
はちみつの風味がしっかり感じられるので好みが分かれますが、市販では手に入らないとても贅沢な味わいです♪
リリコイバターの作り方(レシピ)
※写真では、レシピの2倍量で作っています。
準備
- お鍋
- 混ぜる用のへら
- 泡立て器
- 網おたま(アク取り用でOK)
- 保存用の瓶
1. バターを常温に戻し、混ぜてクリーム状にしておく
ボウルを熱湯消毒して冷まし、そこにバターを入れます。
そして常温になったバターを柔らかいクリーム状にします。ここをしっかりやっておくのが上手に仕上げるポイント!冬などで溶けにくい場合はぬるめのお湯で湯煎してもいいですが、バターは溶かさないように。
2. 全卵1と卵黄1をしっかり混ぜ合わせて卵液を作る
卵液を入れることで、リリコイバターの味にコクと深みが出ます。まろやかな味わいになり、日本人好みです♪大きめの卵を使い、泡立て器でしっかり混ぜます。
※卵を使わないで作ることもできます。ハワイの市販品のレシピは使わないパターンが多いです。その場合は、シンプルに卵を材料から抜いてください。
3. リリコイバターを保存する予定の瓶を、熱湯消毒しておく
お裾分けするなら、小さい瓶をいっぱい用意するといいです。
消毒することで、リリコイバターの消費期限を長くできます。
作り方
1. 鍋に、砂糖とパッションフルーツペーストを全て入れ、中火で煮る
パッションフルーツ・ペーストは、冷凍のままでもOK。少しだけ解凍してから、袋の中でパキパキっと割ってから入れると、早く溶けます。
中火にかけてから、もし灰汁(アク)が出てきたら、取っておいてください。(このペーストで作る場合はあまりアク出ませんが。)
きび砂糖で作るとかなり茶色い感じですが、これで大丈夫です。
生のパッションフルーツを入れる場合は、フードプロセッサーなどで種を分離して、ザルで濾して種だけ別にしておいてください。
2. 沸騰したら一旦止めて、用意しておいた卵液を混ぜながら少しずつ流し入れる
焦らずゆっくりゆっくり、少しずつ。
ここで卵が固まってしまってもあまり気にしなくて大丈夫です。
3. 弱火で5分ほどよく混ぜる(沸騰させないこと)
「卵液」を除菌するために、80度ほどの温度(沸騰させない弱火モード)で5分以上混ぜます。
まだ卵液が固まってしまった部分が残っていれば、ここで網おたまと泡立て器を使って濾しておくといいです。(見た目気にしないなら、この作業も不要。わたしはいつも省きます。)
だんだん、トロっとしてきます。
4. トロトロしたら、火から降ろして冷ます
冬なら30分、夏なら1時間ほど置いて、常温に戻します。少し温かいくらいでもOK。
バターをこのタイミングでクリーム状にしてもOKです。鍋の上にボウルを置くといい感じに柔らかくなります。
5. バターの方に、少しずつパッションフルーツ液を混ぜ入れる
ここでも、焦らず少しずつ。一気に入れると分離してしまいます。
写真はめっちゃ分離w でも、ここでもアク取りのお玉と泡立て器でシャカシャカすればいい感じになります。
しっかり混ざったら完成!!
消毒しておいた瓶に詰めます。
バターを混ぜることで、一気に茶色から黄土色に。リリコイバターらしい色味に近くなりました。グラニュー糖や白砂糖を使えば、さらに鮮やかなレモン色になります。
※生のパッションフルーツを使っている場合は、別でとっておいた種をここで混ぜてもOK。(タネを入れると消費期限が一気に短くなるので、その点は注意です。)
上手に作るポイント
ここを掴めば上手にできるよ!というポイントをまとめました。
1. パッションフルーツ・ペーストで時短&簡単に!
生のパッションフルーツを使ってももちろん美味しいのですが、CAMTAのペーストを使えばめちゃくちゃ楽になります!
瞬間冷凍してあるので味も香りもフレッシュなままだし、コスパも最高です。
2. バターは常に溶かさないように
バターが溶けてしまうと一気に見た目も味も悪くなってしまうので、最後混ぜる時はしっかりパッションフルーツ液を常温に戻してから。
「あとからバターを混ぜ合わせる」ってイメージです。
3. 配合はお好みで!
わたしは、酸味の強いリリコイバターが好きなので、
本来「パッションフルーツ100g:砂糖100g:バター100g=1:1:1」のところ、砂糖を2/3くらいに減らして作っています。
その辺は、お好みで!
バターを減らすとベチャベチャになってしまって使いにくいので、砂糖の量を調節するのがおすすめです。
わたしは、ヘルシー志向でバター少なめに作ってますが…笑
バターが少ないバージョンは、トロトロの緩めのジャムみたいになるので、こんな感じで器に入れて保管します。
食パンにたっぷりつけて食べれば、絶品です!!!
厚めの生食パンにたっぷり。もちろんトーストにしてもいいし、お好みで♪
まとめ
以上、自分の家で「リリコイバターを作る方法」でした。
買うと高いのですが、作ればかなり安い!!!
しかも遠慮せずたっぷり使えるので、満足度も高いです♪
さらにお好みで砂糖をハチミツやアガベシロップに変えても美味しいし、配合のバランスを変えてもいいし、いろんな楽しみ方があります♪
食パンだけでなく、パンケーキやスコーンにつけても、クッキーに挟んでも美味しい。
あと卵を抜いた時は、まろやかさが消えてかなり刺激的な味になりました。笑 南国で食べるとちょうどいいけど、「日本で食べるなら卵ありがちょうどいいかなあ〜」と個人的には感じます。
最初はレシピ通りに作ってみて、次作るときに好みに合わせて変化をつけてみてもいいかも。
ぜひ、あなたにとってベストなバランスのリリコイバターを作ってみてください!