日常のお悩み

冬、寒さで耳が痛くて辛い…(>_<)原因と解決方法は?

毎年、冬になると悩むのが「耳の痛み」。

外出するたび、風が強い日は特に、寒さで耳がめちゃくちゃ痛くなるんです。(自転車乗ってる時とか、痛すぎて泣ける…😂)

この「耳の痛み」を解決するために、これまでにいろいろ試して、本当に効果的な対策を見つけたのでシェアします!!

同じく、「冬の耳の痛み」で悩んでいる人の役に立てば嬉しいです!!

冬になると、耳が痛い。

日本の冬

風の強い日や冷え込んだ日には、外に出ると耳が中耳炎のようにジクジクと痛みます。

冬が厳しい季節には、外出が億劫になるほどにツライんです。

特に、自転車に乗ったり、走ったりすると痛くなる

冬の自転車は辛い

特に、外を走っていたり、自転車に乗った時などには耳の奥がズキズキして、下手すると頭痛が始まることも。

このままでは、冬に引きこもりになってしまう!!!と思い、自分のためにこのナゾの現象の原因と解決策を探してみました。

この耳の痛さには、名前がある!

調べてみたところ、この耳の痛さには「ちゃんとした名前」があることがわかりました。

それが、「寒冷頭痛」。

…別名、「アイスクリーム頭痛」とも呼ばれています。

アイスクリームやかき氷を一気に食べると、頭の奥がキーーーンと痛くなったことはありませんか?

緑色のかき氷

あの頭痛のことです。

実は、外気で冷えて痛くなる症状は、あの時の頭痛と同じ種類のものなんだそうです。

冬に、寒さで耳が痛くなる「原因」は?

「耳だけが異常に痛くなる原因」を探してみました。

すると、「耳の毛細血管が非常に細い」というのが、根本の原因になっているということがわかりました。

  1. 血管が細いから、流れる血液の量が少ない
  2. その結果、冷えやすくなる

んだそうです…。

つまり、これは体質の問題指先が冷えやすいのと同じ原理ですね!

なので、末端冷え性の人は、耳が痛くなる人も多いのかもしれません。

なぜ、寒さで耳が痛くなる?

そして、ここからが痛みが始まる原理。

体の一部が冷えたままだと、血行障害によって組織が破壊される恐れがあります。

登山家の人が「凍傷」で指を切断しなければいけなくなることがあるのは、寒さで指に血液が渡らなくなり、その結果指の組織が死んでしまったからです。

氷の山を登る登山家

実は、耳も、冷えきったまま(=血液が渡らないまま)では、凍傷になってしまいます。

わたしたちの体のなかでは、自己防御的に自律神経反射が起こり、頑張って血管を広げてより多くの血液を流し込もうとしはじめます。

この血管を広げる時に痛みを起こす成分も一緒に出てしまい、その結果、炎症が起こって腫れたり痛みを感じるようになるんだそうです。

つまり、この痛みは…

わたしたちの体が、壊れかけた耳の組織を治そうと頑張っている反応だったんです。

これは「寒さアレルギー」?

この仕組みを知ると、耳の痛みは「アレルギー反応」にも似ているような気がします。

アレルギーとは、

ある物質の摂取・接触などの結果起こる、その物質に対する異常な免疫反応。即時型過敏症。

なので、

「寒さの過剰摂取(?)の結果起こる、その寒さに対する異常な免疫反応」

とも言えます。

(「異常」ってほどではないかもですが、痛すぎて通常の生活を阻害してくるレベルであればその人にとっては十分「異常」ですよね。)

「寒さアレルギー」なんて言葉は聞いたことはないですが、寒いときにすぐに耳が痛くなる人は、わたし含め、普通の人よりも寒さ耐性が弱い分、気を付けた方がいいのかもしれませんね。

寒さによる「肩こり」が原因の場合も

寒いと血管が縮み、その結果血流が低下して肩こりになりやすいということが知られています。

そういえば、冬になると肩こりがひどくなる人も多いですよね。

肩こりは、ひどくなると頭痛も伴うことが多いのですが、肩と耳は距離的にも近く、肩こりが影響して耳の奥に痛みが出る可能性もあります。

つまり、「寒い⇒肩こりになる⇒耳の痛みが起こる」という流れ。

もし、耳の痛みと同時に肩こりの症状もひどく出ている場合は、このパターンを疑ってみた方がいいかも。

特に冷え性の人には多いみたいです。

調べたところ、そんな傾向のある人はこんな特徴があるということが書かれているページを見つけました。以下引用。

細・毛細血管の発達が悪い人(先天的・遺伝的なのか、ただ単に運動・栄養・発達不足なのか不明)、及び血の流れの悪い人は他の人より外気により温度を奪い去られるのが早いと思われます。

出典寒さで耳が – 医療 – 教えて!goo

つまり、冷え性の治療や改善も、解決策になりうるということだと思います!

寒さで、耳が痛くなった時の応急処置

では、実際に寒さで耳が痛くなってしまった時には、どうすればいいのでしょうか。

とにかく、すぐに温めよう

結論:赤くなってきたり痛みが出始めたら、すぐに手で覆うなどして、温めるようにしましょう!

帰宅後すぐにお湯で手を温めてから、その手で耳を包むのも効果的です。

冬に手がものすごく冷えたときって、帰ってからお湯で手を洗うとなんともいえないジンワリした感覚がありませんか?

自分の体温よりも高い温度のお湯は、即効的に冷えに効きます。

耳を直接お湯に付けるのは難しいので…

  1. お湯で手を温める
  2. 温まった手で耳を温める

とすれば、耳の痛みはだんだんやわらぎます。

外出中であれば、手をこすり合わせて温めたり、息を吹きかけたり。

少し耳を温めて、寒気から防ぐだけでも、かなり違います。

もし、そのまま長時間寒冷にさらし続けると…

わたしたちの体はどんどん頑張って血管を広げようとします。そして、同時に痛み物質も出続けます。

つまり、痛みは治まることはありません。

だからこそ、からだの反応を止めることを、何よりも優先するべき!!

しかも、もし血管を広げても血流が追い付かなくなった場合、組織が本格的に破壊されていってしまいます。しかしその破壊に痛みは伴いません。

血流がないと、人は痛みを感じないようになっているのです。

「あ、耳が痛くなってきた…!…でも、放っておけばそのうち治るでしょ。」

「ほら、痛くなくなった。よかった!(ホッ)」←ってなった時が一番危険!!

最悪、知らない間に凍傷、壊死してしまいます。(汗)

もちろん、「日本の寒さ」くらいではここまで重大な事態にはならないとは思いますが…それでも、耳にかなりの負担がかかっていることは間違いないです。

ツボを押すのも効果的

耳の痛みに対応するツボを押すのも一時的にではありますが、楽になります。

  1. 頭竅陰
    耳裏から指3本分頭の方に行ったところにあるくぼみ。眼を開けたまま押します
  2. 翳風
    耳たぶの裏側
  3. 下関の各ツボ
    耳の手前の部分をよく押しもむ
  4. 合谷ツボ
    親指と人差し指の付け根の分かれ目あたり

↑この4カ所が、効果的と言われています。

1~3は、耳の周りを自分で気持ちいい所をさすれば、刺激できそうですね。

また、手の「合谷のツボ」は、顔や頭部の様々な痛みに対応する便利なツボです。

 

外出先で、耳の痛みを軽減する「対策」3つ

どれだけ頑張っても、耳が痛む人は痛みます。

さきほども紹介したように、冷えやすさの原因は「生活なのか」「遺伝なのか」は、はっきりとはわかっていないのです。

また、痛みを伴うレベルの冷えが繰り返されるのは、毛細血管が多く繊細な組織である耳にとっても大きな負担になります。

今は大丈夫でも、老後に耳が聞こえにくくなってしまったら最悪です。

生活習慣の改善で治せない場合は、

  • 「自分は、普通よりも寒さに弱い体質だ」
  • 「寒さアレルギーなんだ」

と割りきって、耳をしっかり保護するようにしましょう。

いろいろ試してみて、本当に効果があった方法だけ紹介します。

3つあります!

1. 外出時に、耳を保護する(ニット帽、耳あてなど)

ニット帽をかぶった人

耳の保護には、市販の耳あてや、ニット帽を使うのは耳の冷え対策にとても有効です。

最近は、髪の毛が崩れないタイプのものもあります!

わたしは、無印良品の耳あて(1,000円くらい)をずっと使ってたのですが、長時間使うと耳が圧迫で痛くなってしまうという問題がありました。

(ニット帽でも、耳が押さえつけられると痛くなる…)

なので、最近は、耳に直接かぶせる「イヤーラックス」というグッズを使ってます。

これと同じものを楽天で買いました。これ、ちゃんと耳にフィットして取れにくいのに、圧迫感ゼロで、耳がまったく痛くならないです!!

すぐに耳あてで耳が痛くなってしまう、わたしのような人には全力でおすすめ!!

ただ、「バラバラだから無くしやすい」というデメリットもあるので、そこだけは注意😅

2. 耳が痛くなりやすい人が、冬に外で運動したい場合

冬にランニングするカップル

マラソン選手でも、冬の時期だけ耳を保護する人は多いです

風がじかに当たらないと、全然違いますよ。

耳を外気から保護すれば、血流障害は起こらず組織破壊が起こりません。

運動をしていて体が温まって隅々まで血液が巡っていれば、耳にもしっかり血が通ります。

逆に、体がきちんと温まるまでは、帽子や耳当てをしておいた方がいいかも。

ただし、スポーツ中やランニング中だと、耳当てはずれ落ちてしまうので、「ニット帽」や「スポーツ用の耳あて」がおすすめです。

わたしはテニスをするので、その時はこれ使ってます。

同じく「冬耳が痛くなる」という悩みを持つ友達に紹介してもらって、使ってみたらとてもよかったです。(野球用らしいですが、ふつうにどんなスポーツにも使えます。)

ヘアバンドタイプはマジックテープで固定するので、長時間使いっぱなしでも耳が痛くならないので、とてもおすすめです!

ズレることもなく、汗をかいたら気軽に洗濯もできます。

3. ショウガ湯を水筒に入れて持ち運ぶ

ショウガ湯

冷えに効く・体を温めるものといえば、ショウガが有名です。

生姜をすりおろして、お湯に入れた「ショウガ湯」を水筒に入れて、頻繁に摂取するようにすると、外出先でも体がとても温まります。

わたしはいつも、

  • 生姜チューブ3cm
  • お湯
  • レモン汁
  • はちみつ

を混ぜたものを、象印のマホービン(真空断熱の水筒)に入れて持ち運んでいます。

(生姜をする作業が面倒なため、生姜チューブ使ってます…。余裕のある人は、すりおろしたほうがいいかも。)

↑象印のマホービンは、本当にずーっと温かいままで感動します。さらにこの「シームレスせん」シリーズは構造がシンプルなので洗うのがめちゃくちゃ楽で、生姜カスなどをしっかり洗いやすいです。

わたしは家にいるときも、お茶やショウガ湯を作っては、この水筒に入れて保温してます。

朝作って、夜まで熱々!

ショウガ湯は、コンビニで売っている「コーヒー缶」や「あったかいお茶」よりも、ずーっと効果がある(体が温まる!)ので、冷えやすい人には本当におすすめ!

耳の痛みや指先の冷えも、かなり軽減されます。

 

冷えやすい体質を改善する方法

健康的な体

わたしもコツコツ実践してますが、結局、体質改善は「治る人」と「治らない人」がいると思います^^;

なので、ここまでで「即効性のある解決方法」を生活に取り入れつつ、体質改善も少しずつやってみるといいかも。

1. 食生活を見直す

根菜

食生活を見なおすことで、冷え性がある程度改善されます。

冬には「体を冷やす効果のある野菜(とくに夏野菜など)」は控え、冬野菜(とくに根菜など)を多めに食べるようにしましょう!

冷え性に悩んでいる人は、朝ごはんには体を冷やす「冷たいもの(フルーツやヨーグルトなど)」ではなく、「温かい野菜スープ」をおすすめされました。

温かい野菜スープ
「生姜を入れるとさらにGood!」だそうです。

2. 運動の頻度を見直す

ウォーキングをする人

また、筋肉量が多い人は冷えにくいということはよく知られています。

冷え性で悩む人の割合は、「運動不足の女性」が圧倒的に多いんだそうです。

特に女性で運動をしていない人は、少しでも筋肉量を増やすよう、なにか運動をはじめてみるといいかもしれません。

インナーマッスルが鍛えられるヨガなどは、かなり代謝と血流が良くなると言われています。

 

まとめ

寒さで耳が痛い女の子

今回は、冬の寒さで耳が痛くなることに悩んでいる人向けに、解決方法を紹介しました。

外出先で、痛くて困った場合
  • 手で耳を押さえる
  • カイロや暖かいお湯で手を温め、耳元を温める
外出先で、痛くなるのを防ぐ方法
  • 耳あて、ニット帽などを使う
  • ショウガ湯を持ち運ぶ
体質改善の方法
  • 冬野菜(体を温める食材)を多めに取るようにする
  • 筋肉量を増やす

以上、同じ悩みで悩んでいる人の役に立てば嬉しいです!!

防寒グッズを有効に使って、快適な冬を過ごしましょう♪