日常のお悩み

イオンカードで海外キャッシングしたら大損した!→繰り上げ返済の方法。

イオンカードで海外キャッシングしたら繰越決済すべし

最近、家族と海外旅行に行くことが多いのですが、すると今までに起こらなかった様々な問題が巻き起こって、毎回びっくりするのですが、

今回、わたしの母に起こった事件はかなりひどかった。。

まさか、あのイオンカードが、「海外キャッシングの場合は自動的にリボ払いになる」という、ありえない初期設定になっていたとは…。

イオンカードで海外キャッシングしてしまった@カンボジア

去年の夏、わたしたちはずっと行ってみたかった「アンコールワット」を見るために、カンボジアのシェムリアップという街に滞在していました。

今回の旅行の日程は、5日間。

5日間でカンボジアを楽しみ尽くすぞー!と、息巻いていました。

普通、海外キャッシングは一番お得な現地通貨の入手方法

カンボジアでは、アメリカドルが使えます。

観光客の使うお金のほとんどはアメリカドルでなんとかなるので、わたしたちも前回の旅行で余ったアメリカドルを持ってカンボジアを楽しんでいました。

しばらくして、お金が足りなくなってきたので海外キャッシングをする事にしました。

海外キャッシングとは?

海外キャッシングとは、自分の持っているクレジットカードを使って、現地のATMで現地のお金を直接引き出して現金を手に入れる方法のこと。

引き出すごとに「ATM利用手数料」はかかりますが、現地の格安両替所よりもレートがいいので、一番おすすめの現金GET方法。

わたしは海外ではもっぱら海外キャッシングをして現地通貨を手に入れています。

海外キャッシングでさらに「数万円分のアメリカドル」を引出します。

シェムリアップのあたりは「悪徳両替所が多い」ことで超有名なのですが、最近は外国人はみんなこの海外キャッシングに移行しているので、両替所も商売が成り立たなくなっているようです。

うん、ざまあ!(←五年前にシェムリアップの悪徳両替所に数万円騙し取られた人)

そんなわけで、安全に最安値のレートでアメリカドルをゲットできた私たちは、その後も何度かキャッシングを繰り返しつつも無事カンボジアを大満喫することができたのでした!!

帰国後…衝撃の事実が明らかに

最高の旅行だったのに、帰国後、衝撃の事実が判明します。

…旅行の3ヶ月後に。

もうカンボジアの旅行の話もし終わり、むしろ旅行に行ってた思い出すら遠く忘れ去られようとしていた3ヶ月後のある日。

家に届いた明細におかしな点があるのを母が見つけました。

明細がおかしい

なぜか、「金利」で毎月6,000円ほど取られているのです。

んんんん??

なんだ、この6,000円って。

海外キャッシングなのかどうかがわからない

しかも、イオンカードの明細ってめちゃくちゃ大雑把なので、何にいくら使ったのかがよくわからないのです。

「まとめていくら」

という表示なので、この6,000円が一体なんなのかよくわからない。

そして調べてみると、なんと前月にもこの6,000円程度の金利が請求されているのです。

一体、どういうこと?!?!

イオンカードに直接問い合わせてみた

訳がわからない上に、私たちが行ったのはスキミングの横行している国、カンボジア。(友達は何人か被害にあってます)

スキミングされているのでは?

と不安になり、イオンカードの問い合わせに直接電話してみました。

衝撃の事実。海外キャッシングだと自動的にリボ払いに…!(震)

そして、色々聞き、まあ結論としてわかったのが、

イオンカードでは、海外キャッシングが自動的にリボ払いになるということ!!!!

えええええええええ

そんなん、めちゃくちゃ大損してしまう…!!

実際にウェブサイトで確認してみると、

海外キャッシングのお支払い方法は、全てリボルビング払いになります。

と書かれていました。※欄に小さい文字で。(↓)

あとは、イオンカードの会員規約にも一応書かれていたようです。(誰も読まないけど

第32条(借入金および利息の返済)
1)キャッシング利用代金および利息の返済方法は、原則としてリボルビング払いによるものとします。

また、「締切日残高に応じて、弁済金・支払期間・手数料が変わります。」とあるように、残高によって一月に払われる限度も決まっているようでして、

とにかくMAXで一月3万円までしか返済されないようみたいです。

海外で10万円以上キャッシングしたら、初期設定のままでは最低でも4ヶ月間くらいかけて返済しないといけません。

さらに、また恐ろしいことが「※」に書かれていました。

100,000円ご利用の場合、最終支払日支払額1,698円、総支払額139,698円、支払い回数47回となります。

10万円分キャッシングしたら、最終的に14万払う(1.4倍)ってどういうことやねん。

臨時の繰り上げ返済のため、イオン銀行のATMへダッシュ!!

その後、わたしたちはもう大急ぎでイオンに行き、全額すぐに返済し、これ以上借金を増やされないようにしました。

ちなみに母の場合あと「57,682円」の返済が必要だったのですが、ATMだと1,000円以上の単位しか返済できません。

そこで、57,000円を一気にATMで返済し、そのあと682円は勝手に翌返済日に返済されました。

結局、18,000円損した。悪徳両替並みのレート

結局、その次の月も合わせて3ヶ月間、なんと合計18,000円も損してしまいました。

わたしたちがカンボジアで下ろした額は、全部でだいたい12万円程度だったので、なんと15%も余分に取られていたのです。

海外キャッシングのレートがよくても、これじゃ現地の悪徳両替で変えるのと変わらない!!!

しかも、もし私たちが気づかなかったら、何ヶ月もこれが繰り返され、わたしの母はさらなる借金を負っていたのです…。

いやいや。

知らないうちに勝手に借金背負わせるなんて、まるで詐欺やん(T ^ T)

(わかってますよ、規約をちゃんと読んでいなかったわたしたちが悪い、ということは。このカードを契約した時点で、イオンカードの規約全てにあらかじめ賛成しているから、こんなこと言う権利はないはずということは。でも、海外キャッシングでリボ払いを希望する人なんて0.00001%もいないでしょうが!)

昔の楽天カードと同じ問題

これとまったく同じ問題が、昔「楽天カード」で起こっていて、かなり騒ぎになっていました。

勝間和代さんも被害に遭われたらしく、怒りに満ちたブログを更新されていました。他にも、多くの旅人や旅行者の間でこれは「問題」として取り上げられていました。

それで、海外好き勢の間で、楽天カードの信用は一時期地に落ちたんですよね…。

あまりにも悪い噂が大きくなってきたので、やっと楽天カードはその点を改め、自動的にリボにならないように初期設定を変えていました。(当たり前だ。)

それにしても、まさか「人のふり見て我がふり直」さず、未だ同じ手法を続けているカードが存在したとは。

もちろん、クレジットカードはなるべく客にカードに金利を負わせたり、手数料を払わせた方が儲かるので、海外キャッシングをリボにするのは「手っ取り早く儲ける」のには一番いい方法かもしれませんが。。

(だって、だいたいみんな1回の旅行で「10万円」とか大きな額を下す人も多いと思いますし、狙ってるのか?って感じです。)

この方法で金をむしり取られた旅行者は全員泣いてますよ。

もしイオンカードで海外キャッシングをしてしまったら

もし、もうあなたがすでに「海外でキャッシングしてしまった」のであれば、もう今日にでも、今すぐにでも行動を開始した方がいいです。

返済が早ければ早いほど、金利が積み重なっていくのを止めることができるから。

日本に帰国後の場合、急いでATMへ!

キャッシング・リボ払いの決済は、銀行ATMで返済可能です。

というわけなので、近くのATMに急ぎましょう!!キャッシングリボ払いの返済の場合には、イオン銀行ATMとゆうちょ銀行ATMでは、利用手数料は無料です。(ここで有料だったらブチギレるところ)

ショッピングリボ・キャッシングリボご利用分をイオン銀行ATM・ゆうちょ銀行・みずほ銀行・三菱UFJ銀行・三井住友銀行・
 イーネットATMなどの提携ATMから1,000円単位でご返済いただけます。
 ※キャッシングリボ返済時は、所定のATMご利用手数料がかかります。(イオン銀行ATM及び、ゆうちょ銀行ATMは無料でご利用いただけます。)
 ※ご返済はリボ払いご利用元金のみとなります。利息・手数料は後日ご指定の口座よりお引き落としとなります。

一応、まとめて銀行振込することもできるのですが、電話のお問い合わせでめちゃくちゃ待つので面倒です。

近くに銀行があるのであれば、すぐATMで返済しましょう。

まだ海外にいる場合

実は、ATM以外でも方法はあります。それが、「全額を銀行振込」するという方法。

ただしこの方法は「電話」をかけないといけません。

イオン銀行のQ&Aページ「Q:リボ払い分のご利用残高を返済する方法を教えてください。(ショッピング・キャッシング)」に、以下のように書いてあります。

銀行振込みで残高全額返済をご希望の場合は、ご返済日により金額が異なり銀行へのお振込みになりますのでお電話にてご案内いたします。お手数ですが、イオンカードコールセンターまでご連絡をお願いいたします。

とあるので、

イオンカードコールセンター(0570-071-090 (ナビダイヤル:有料)か、 043-296-6200(有料))に連絡しましょう。日本時間の「9時〜12時」があまり混んでいないので狙い目みたいです。

ちなみに、わたしの母はお昼頃電話をかけましたが、まさかの45分待ちました。(執念の勝利、、!)が、母は日本にいたので、解決方法はATMがベストでした。

海外から日本に電話するなら

海外から電話をするとき、普通に固定電話から電話するとめちゃ高いので、「Skypeのプリペイド電話」を使えば、めちゃくちゃ安く海外から日本の固定電話に連絡できておすすめです。

確か1分あたり3~5円くらいなので、1時間話しても200〜300円くらいで済みます。

どうしても電話したくない・できない場合は、日本にいる信用できる人(家族など)に頼んで、イオン銀行ATMに臨時繰り上げ返済で振り込んでもらうのもアリだと思います。

ついでにリボの限度額を変更しておこう

↑にも書いてある通り、

一回払いを希望する場合は「リボ払いお支払額増額サービス」なるものがあるので、とりあえずここを確認して、支払額を増額しましょう。

リボ払いのコースの変更は、このページからできます。(ここでMAXの「Cコース」に変えてもらうのがいいと思います。)

それでもリボ払いなのは変わりません。

なので、設定が完了したら、今後はもう二度と海外キャッシングにイオンカードは使わないようにしましょう。

もし、海外にいて、手元にある「海外キャッシングできるクレジットカード」がイオンカードしかないのであれば仕方ないですが、

「(現在の)楽天カード」や「三井住友」など、有名どころはちゃんと初期設定でも「一括払い」になっていますよ。(まあだいたい普通は一括払いです。)

結論:イオンカードは海外では二度と使わないと誓った。

とにかく、わたしは今回の一件でイオンカードは二度と海外では使わないと心に決めました。

しかもこれ、絶対にわたしの母と同じような人が被害にあってる。

  • 都心部以外に住んでいて、
  • 主婦とかで、
  • イオンの愛用者で、20日30日のポイントのためにイオンカード作って
  • それ以外のクレジットカードはそんな持っていなくて
  • クレジットカードの知識もそんなになくて
  • だから久しぶりに海外旅行の時に、わざわざ他のクレカ登録するのが面倒だ(というかよくわからない)から
  • イオンカードを海外でも使って

そして帰国後大損して泣く、という。

もう、この流れがありありと見える。

もしかしたら、あまり明細が詳しく書かれていない(これも問題)から、気づかずに10万円くらい取られている人もいるかもしれない。数ヶ月後には、後から詳しい明細も見れないようになってるし。

この仕組みには、倫理的に問題があると思います。

海外で使うクレジットカードは別で作っておくと便利

この被害にあった人は、もうイオンカードを使って海外キャッシングをしようとは思わないことと思います。

…と言っても、やっぱり両替は使う気になりません。詐欺も多いし、お金を抜かれることもあるし、レート悪いし、面倒だし。

なので、今後海外旅行に行く際には、海外キャッシングが最初から「一括払い」になっている「三井住友VISAカード」とかを持っていくのがおすすめです。

わたしもこれを使ってますが、今まで問題が起こったこともないし、ネームバリューと信用もあるし、海外キャッシングで利用した際にもちゃんと毎回一括で支払えているので。(しかも、今まで世界一周で60カ国行ってきて、このカードが利用できなかったATMがないという便利さ。)

海外保険も付いてるので、今後、旅行のたびに海外保険に入る手間とお金も省けますし、3日で届くので海外旅行ではめちゃ便利です。

三井住友じゃなくても、とりあえず世界の海外キャッシングで一番使えるのは(わたしの経験上)圧倒的にVISAなので、大手のVISAカードは1枚はあると超安心です。

>「三井住友VISAカード」(サイト)

 

母の場合は少ない額で済みましたが、「気付いた時には笑えないほどの額になっていた」という人もいると思います。

今からでもできる対処方法(繰越決済に尽きますが)はあるので、とにかく諦めずにしっかり対処しましょう!

そして、解決したら、今後はイオンカードは、イオンだけで使いましょう!!

この記事が、どこかで同じ問題で困っている人の役に立てば幸いです。