ジブリにはいろんなキャラクターが出てきますが、一瞬しか出番がないのに妙にみんなの心に残っている存在、それが『魔女の宅急便』に出てくる「ニシンのパイが嫌いな女の子」じゃないでしょうか。
「魔女の宅急便に出てくるニシンのパイが嫌いな女の子」と聞いただけで、映画を見たことがあるほとんどの人は「ああ、あの子ね!!」ってなると思います。
そして、彼女の印象は総じて悪い。笑
めちゃくちゃ余談ですが、、この女の子、かつては「同性愛女性の選ぶ好きなジブリ女性キャラ」において一位を獲得したこともあるんだそうです。(レズビアン女性が選ぶ、屈服させたいジブリ女キャラランキング、という説も…。)
強気そうだもんね〜。
さて、そんな「ニシンのパイが嫌いな女の子」ですが、実はいい子なんじゃないかなー?と個人的には思っています。
考察していきます。
もくじ
「ニシンのパイが嫌いな女の子」を考察する。
まず確認したいのは、映画に出てくるのは以下のやり取り。
孫娘「何かご用?」
キキ「お届け物です!」
孫娘「まあ、ずぶぬれじゃない」
キキ「でも!お料理は大丈夫です!」
孫娘「だから、いらないって言ったのよ」
(部屋の奥から、誰が来たのか聞かれる)
孫娘「お婆ちゃんからまたパイが届いたのー」
キキ「…受け取りにサインをお願いします」
孫「私このパイ、キライなのよね」
(ドアバタン!)
優しいおばあちゃんが一生懸命心を込めて作ったニシンのパイを、キキが豪雨の中、ずぶ濡れになりながら一生懸命届け…
それを受け取り、笑顔もなく「私このパイ嫌いなのよね」と言い放ち、ドアをバタンと閉める、というシーン。終了。
孫思いのおばあちゃんと、一生懸命仕事をしているキキのことを侮辱するような言動に、映画を見ていた人はきっと
「なんやコイツは?!!おばあちゃんがせっかく作ってくれたのに!!!」
と、内心憤ったことでしょう。
その後、キキ的にも
「え…?!喜んでもらえると思ったのに…わたしの仕事って、意味のないこと…?」
みたいな感じでスランプに陥っていくわけですが、、、
ちょっと、物語の背景を想像してみましょう。
ニシンのパイ、めっちゃ不味い説
まず聞きたい。
あなたは魔女の宅急便を観て、この「ニシンのパイ」を食べたいと思ったことがありますか…?
…
多くの人が、「ん?そういえばないな。」と思ったのではないでしょうか?笑
かくいうわたしも、ジブリ大好きでめっちゃ映画見て、
「本当、ジブリの描く食べ物ってどれもめっちゃ美味しそうだなあ〜!千と千尋に出てくる屋台料理も、ラピュタでシータが作る大鍋シチューも、ハウルの焼いたベーコンエッグも、めっちゃ美味しそう!!!!食べたい!!!!!!じゅるり!」
…なんて、いつもジブリグルメに思いを馳せながら観てるわけですが、
このニシンのパイについては内心、正直
「えっ?青魚のパイ…?うーん、まずそっ。」
でおしまい。
あれだけ作る工程とかも観ておいて、心惹かれない料理なんて、未だかつてない。笑
しかもあんなに素敵なおばあちゃんが作ってるのに…?
もののけ姫に出てくる怪しさ満点な「ジコ坊」の雑炊はめっちゃ食べたかったのに…?
ニシンのパイは、イギリスの有名な伝統料理
ニシンのパイのモデルは、イギリスの中でも南西部にあるコーンウォールの伝統料理「stargazy pie(スターゲイジーパイ)」だと言われています。
で、この料理、なんと「イギリスの不味い料理」の代表として紹介されるほどの逸品。
まず「イギリス=料理がまずい国」というイギリスにとっては大変不名誉な世界共通認識があるわけですが、そんなイギリスの中でも「不味い」と言われてしまうほどの料理なわけです。
この料理は、元々は飢餓に苦しんでいた16世紀の冬のマウスホールの街の人々のために、漁師が海から魚を取ってきて、「飢餓を凌ぐための栄養いっぱいの料理」として住民の間に広まったものでした。
ジブリの映画の中ではこのパイは「魚模様の可愛いパイ」として描かれていますが、実際の伝統的なスターゲイジーパイは、魚の頭やら尻尾やらをパイから飛び出させる、かなり奇抜&インパクト抜群の見た目です。
パイの中に大量の魚が入っていることが一目でわかるようにそうしているらしいです。
その伝統が続いていて、イギリスでは今でもお祝いの時に一部の人はこのパイを焼いて食べるそうなのです。
…というわけで、「美味しいからできた料理」ってわけじゃないんですね。
過酷な環境と飢餓の中、人々の飢えを満たし栄養摂取することを第一目的に作られたものでした。
そういうわけで、きっとあの優しいおばあちゃんは、孫に「栄養をいっぱい取ってほしい」という想いで、ニシンのパイを小さい頃から作ってきてたんでしょう。(おばあちゃん、イギリス南西部の出身なのかな…?)
でも、このパイは正直美味しくないわけで。
女の子も、幼い頃から慣れ親しんだ味のはずなのに「嫌い」なわけで。
だから、もらっても嬉しくはないんですよね〜〜。
おばあちゃん、孫の話聞いてない説
キキとのやり取りの中で、こんなセリフがありました。
孫娘「だから、いらないって言ったのよ。」
これって、おばあさんにはいらないって伝えてあったってことですよね。
ここで一気に「おばあさん、孫の話全然聞いてないんかい説」が出てきます。
あとは、パイを作っている場面でも、おばあさんは
「孫に温かいお料理をと思ったのよ、私の自慢の料理ニシンとカボチャの包み焼き。」
と話してるわけですが、このセリフからも、あれ?もしや孫に自慢料理をとにかく渡したいだけ?!と。。
でも、、
わたしの中では、「あの品のいい優しいおばあさんが、話聞かない押し付けBBAなはずはない…いや、そうじゃないと信じたい…」という葛藤が。笑
…きっとこんなやりとりがあったんだろう!と、想像(もはや妄想)してみました。
あのシーンの前日(妄想)
〜誕生日パーティの前日、電話にて〜
おばあさん「明日はあなたの誕生日ね!おめでとう。」
孫娘「おばあちゃん、ありがとう!!
おばあさん「いつも通り、あなたの好きなあのパイを送りますからね!」
孫娘「あ…、パイはいいよ。友達とパーティするから、ご馳走もたくさん用意してあるの」
おばあさん「あら、そうなの…。」
孫娘「うん!パイ作るのも大変だし、電話くれただけで嬉しいから!おばあちゃん、ありがとう。」
おばあさん「そう…。」
孫娘「じゃあ、またねー!!」ガチャン
…
おばあさん「…今年はいらないのね…。でもせっかくだし、なにか祝ってあげたいものだわ。あ!そうだ。サプライズで、パイを届けてあげましょう。いつも美味しいって言ってくれてるし、きっと喜んでくれるはず!」
↓
そして当日のあのシーン
…という感じだったんじゃ…?!?
孫娘にとっては「断ったつもり」だったとしても、おばあちゃんの「孫を祝いたい」気持ちは止められなかった…。
全世界で同じこと起こってるよ、きっと
…でもこういうのって、本当に「あるある」じゃないですか…?!似たような経験は、祖父母を持つ孫はみんなあると思います。
わたしにも、いっぱい似たような思い出があります。
ドラえもんの映画がめっちゃ好きでいっぱいビデオを観ていたわたし(当時小学生2〜5年生)に、ドラえもん柄のカラフルな服を大量に買ってきてくれるばあちゃん。
ややお年頃に差し掛かっていたわたしは、
「いやドラえもんはめっちゃ好きだけど、こんなん学校に着ていけんわ!!」
と内心思っていました。
そういう時に「買ってこなくていいよ」って言うのって、ばあちゃんに悪くて伝えられないんですよね…。「こういうのはいらない。ダサいから着たくない」と正直に言ったら、ばあちゃんは悲しむだろうし…。
子供でも、そういうのってわかってるものですよね。
おばあちゃんに「服はいっぱいあるからいらないよ〜」とか「自分で選ぶからね」ってやんわり言っても、耳に入ってない。笑
「……ありがと〜〜。」と受け取っておくのが、1番無難。
でもだから、ばあちゃんも「あーやっぱドラえもんの服めっちゃ喜んでくれたわ!!」ってなってしまう。笑
アメリカにホームステイした時にも、目の前で同じような光景を目の当たりにしました。
久しぶりの遠い州から訪ねてくる娘一家のために、孫娘にプレゼントを用意して楽しみに待っているグランマ。
グランマは「孫娘はね、ピンクのユニコーンが好きなの。だからピンクのユニコーンを見かけるたびに買っちゃって。ほら、こんなにあるのよ!」と大量のピンクユニコーングッズを床に広げるグランマ。(アメリカのプレゼント、量が半端ないw)
あれ?でも孫娘ってもう今年15歳なんじゃ…。ピンクユニコーンは幼すぎん?と思いましたが、、実際、大量のプレゼントを受け取った孫娘の顔はやっぱりちょっと引き気味で「…ありがと〜グランマ…。……小さい頃に好きだったなあ。今はこんなにいらないよ。」とハグしてました。
グランマ、たぶん後半は聞こえてませんでした。
ありがた迷惑でも、嫌ってはっきり言えない孫たち
おばあちゃん的には「良かれと思って」「喜ぶと思って」、だけど孫的には「正直、不要」。
この構図、確実に全世界で起こってますね。
だから、映画のシーンだけを観たら「なんだこの孫娘!」ってなって終わりですが、背景を想像したら、孫側に共感できるところがめっちゃあるなあ…。
女の子の、幼さゆえの言動
この女の子、同世代のお友達とバースデーパーティーしてるっぽいですよね。
きっと、家をパーティ用に飾りつけて、お気に入りの服でドレスアップして、友達をいっぱい呼んで、おしゃれな料理を並べて…
そこに、あのパイの登場です。
ティーンエイジャーが大人みたいに背伸びして、素敵なイケてるパーティを主催したのに、そこにばあちゃんがホカホカの筑前煮を送りつけてきた、的な。(いや筑前煮は美味しいけどね。)
そこに「ばあちゃんの手料理」は場違いだて!!ってことですよね。
思春期を超えてちょっと心が大人になれば、きっとおばあちゃんの気持ちがありがたいって思えるし、友達も「めっちゃいいばあちゃんやん!ホッコリやわ〜!」って逆に盛り上がれるかもだけど、あの女の子の年齢は見たところ10代ちょい。13~15歳くらいかな?
そんな多感なお年頃のおしゃれガール的には、
「ばあちゃんの手料理(しかも嫌いなやつ)なんて!!そんなダサいもの、このパーティーにふさわしくない!いらないって言ったのにー!!!」
って、パーティを邪魔されたような気持ちになっちゃったのかなあ。それで、あの言動。
この女の子も、いつもはきっと優しいんだけど、この日だけはムカっとしちゃったんじゃないかな?と思います。
それで、ただの「仲介者」であるキキには、ちょっとだけキツく当たってしまった。
配達員にも優しくできますか?
荷物を贈る人、贈られる人。
その間にいる「配達員」は、本人たち的にはそこまで重要な存在ではないですよね。言ってみれば、やり取りの脇役。「仲介者」です。
めちゃくちゃ大事な役だし、彼らのおかげで無事に荷物が届くんだから、ありがたいって思うべきではあるけど、、、
でも、そこまで「仲介者」をも思いやれる10代前半の子は、どれだけいるでしょうか??
わたしでも、10代前半の頃に友達を招待して「めっちゃおしゃれなパーティー」を開いてるところにばあちゃんから「これパーティで着てね」ってドラえもんの服が送られてきたら、「ちょっ!!!ばあちゃん!!!!いらんし、こんなん!!!!」ってなったと思います。
ヤマトの配達員がびしょ濡れになって「これ、あなたのおばあさまから預かったドラえもんの服です。雨に降られ風に吹かれ、でも一生懸命運んできました…!」って言われても、
「いらないって言ったのに…!」って言葉が出ちゃうかも。
もしかしたら今でも、同じセリフを言うかも。ただ裏に含む意味は変わって、
「(あなたには申し訳ない、そんなあなたがびしょ濡れになるほど欲しかったわけじゃない、いやむしろ)いらないって言ったのに…!」
的な。
ただ、この女の子の場合は、
純粋に10代前半の無邪気な正直さと、想像力の足りなさによる
- 「だから、いらないって言ったのよ」
- 「私このパイ、キライなのよね」
という発言だったんだろう、とは思います。
…でも、この女の子は、この言葉を、おばあさんに直接ぶつけるようなことはそれまでしてこなかった。
だからこそ、今でもおばあさんは「このパイは孫の好物」と信じているのでしょう。それが証拠。
でも、「仲介者」であるキキに対しては、つい本音がポロリと出てしまった。
ここでの女の子にとっての誤算(というとちょっと大袈裟ですが)は、キキがおばあさんと仲良しだったこと。
女の子の方は、キキのことは(一生懸命届けてはくれたけど)「ただの配達員」という認識なわけで、まさかおばあさんとそんなに交流がある人だとは思っていなかった。
だから、無配慮な言葉を投げかけてしまったのでしょう。
でもキキは、届ける前におばあさんと深く関わったため、おばあさんのパイと一緒におばあさんの「想い」も一緒に届けようとしてた。
でもその「想い」の方は受け取ってもらえなかった。それで、大きなショックを受けてしまった…。
キキの中では、たしかに「パイ」は届けることができたわけだけど、「想い」を届けられず、仕事を完了できてないような未達成のモヤモヤが残ってしまった。
…ということじゃないかなあ。
女の子側に立って考えると
もしわたしがこの女の子の立場で、
自分の10秒ほどのふとした言動が映画にされ、
かなりバッシングされていることを知ったら…
「あれは、いろいろ事情があってあの時はあんな言動してしまって…印象が悪い部分を、切り抜かれただけなんです😭😭😭」
って言いたくなると思う。笑
パーティーのその後(ここからは妄想です)
きっとあのあと、パーティが終わって、気分も落ち着いて、
お母さんに言われて、ちょっとぶっきらぼうな喋り方になりながらも、おばあちゃんにお礼の電話をかけたんじゃないかな〜、あの子は。
…もしかしたら、どうにも気分が収まらずに
「もういらないって言ったじゃん!!あれわたし本当は嫌いなんだから!!」って勢いに任せてぶっちゃけて、おばあさんを悲しませちゃってるかもしれません。
…まあ、なんでもあり得るのがあの世代の不安定な女の子ですよね。笑
実際、その後のことは、映画ではとくに描かれていないのでわかりません。
もしこの子がおばあさんを悲しませることはあるかもしれないけど、あんなに愛されてたんだから、おばあちゃんのことを嫌いになったわけがないと思います。(それに素敵なおばあさまだったし…!!うん、そうであってほしい。)
いつか…
この子が大人になってから、きっとおばあさんのお葬式とかで
「おばあちゃん、今までありがとう…。本当はニシンのパイ、嫌いだった…😭でも気持ちは受け取ってたからね」
って心の中とかで話しかけててほしいな。
それか、お葬式のあとで家族と話しながら、
「おばあちゃん、なぜかわたしがニシンパイ大好きだって思い込んでてさ…あの時、おばあちゃんがパーティにまで届けてきた時はどうしようかと思ったわー!!ww……でもそれだけわたしのこと想ってくれてたんだよね😢♡」
ってホッコリエピソードとして語っててほしい。笑
キキがパイを届けた時は、「想い」は届いてなかったけど、
きっとこの子が大人になったら、ふとその時を思い出しながら、時間差にはなるけどきっと受け取ってくれると思います。(届けてくれたキキのことは忘れてるとは思うけど。笑)
あの場面だけを見ると、あの子のそんな姿を想像するのはちょっと難しいように見えるけど。
そんなほっこりエピソードで終わってほしい。
…という、ジブリファンによるかなり妄想多めの考察でした。
最後に、このシーンに対して、宮崎監督自身がインタビューで実際に語った内容を引用しておきます。
「(前省略)老婦人のパイを届けた時に、女の子から冷たくあしらわれてしまうわけですけど、宅急便の仕事をするというのは、ああいう目にあうことなんですから。特にひどい目にあったわけじゃあなくてね、ああいうことを経験するのが仕事なんです。
僕はそう思いますし、キキはあそこで自分の甘さを思い知らされたんです。当然、感謝してくれるだろうと思い込んでいたのが……。違うんですよ。お金をもらったから運ばなきゃいけないんです。もし、そこでいい人に出会えたなら、それは幸せなことだと思わなくちゃ……。別に、映画ではそこまでは言ってませんけどね(笑)。僕らだって宅急便のおじさんが来た時に「大変ですねぇ、まあ上がってお茶でもどうぞ」なんて、いちいち言わないじゃないですか(笑)。ハンコをわたして、どうもご苦労さん、それで終わりでしょ。」――でも、女の子の宅急便やさんなら、違うと思いますけど。
「いやぁ、同じですよ。だから、僕はあのパーティの女の子が出てきた時のしゃべり方が気に入ってますけどね。あれは嘘をついていない、正直な言い方ですよ。本当にいやなんですよ、要らないっていうのに、またおばあちゃんが料理を送ってきて、みたいな。ああいうことは世間にはよくあることでしょ。それがあの場合、キキにとってはショッキングで、すごくダメージになることかもしれないけど、そうやって呑み下していかなければいけないことも、この世の中にはいっぱいあるわけですから。」
参考:『ジブリの教科書5 魔女の宅急便』(文春ジブリ文庫)
宅配の仕事をしたことがある人は、共感できる部分もあるんではないでしょうか。
キキは「宅配」という仕事をしてるわけで、そこに自分のアイデンティティも絡まってきているからこういう出来事があるとプライベート面でも影響が出てしまうけど…。
でもやっぱり彼女はそれを仕事として処理していかないといけないんですね。
だから、未熟だったのはあの女の子だけじゃなくキキ自身もだったわけです。キキ側の目線で見ているので、わたしたちもキキ側にかなり感情移入してしまうけど。
そして、別のインタビューでは、宮崎監督はこのように語っていました。
「(前省略)たぶん一番つらいのは、あの映画を観てキキが運んでいったパイがね、ああいう扱いを受けたっていうときに腹を立てる子供はいっぱいいると思うんだけど、気がつかないうちにその腹を立てさせる側をやってるっていうことなんですよ。
(中略)
子供のほうにしてみれば、確かにニシンとなんかのパイなんか持ってこられたって困ると思うんですけどね。いい加減にしてよ、おばあちゃんっていう(笑)」参考:『風の帰る場所』
これは、全孫が頷きざるを得ないのでは…?笑
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