御蔵島の周りには、野生のミナミバンドウイルカが130匹ほど生息しています。
そしてこの島の目玉アクティビティが「イルカと泳ぐシュノーケリングツアー」。島の近くで泳げば、フレンドリーなイルカ達がたくさんやって来て、一緒に遊んでくれるんです♪
そんな御蔵島のイルカツアーですが…ベストシーズンはいつなのでしょうか??
実際に行った体験と、現地の人のお話から「Best of Best」を考えてみました!
結論から言うと、御蔵島の本当のベストシーズンは「5月中旬~7月上旬の間」です!
もくじ
御蔵島のベストシーズンで、大事な要素3つ
御蔵島のベストシーズンについて考えるときに「大切な要素」が3つあります!
- 就航率
- イルカの機嫌
- 海の水温
それぞれ詳しく説明していきます!
①船の就航率について
御蔵島は、海のうねりが発生しやすくその影響を受けやすい場所にあります。
なので、海の状況によっては船が港に着けられないことも、よくあります!
とくに冬の時期は海が荒れる確率が高く、「確実に行く」のは難しいんだそうです。
そもそも…御蔵島に到着できないなら意味がないです。なので、就航率は実はかなり重要。
ただ、こればっかりは運頼み。
ほとんどの観光客の目的である「イルカツアー」が行われる4月末~11月の間は、比較的就航率はいい方ですが、なかでも5月~9月は、比較的安定して船をつけられるようです。
10,11月になってくると、ちょっと怪しいですね(-_-;)あとは、8月後半からは年によっては台風の影響を受ける場合もあります。
年ごとに確率は変わってくるのですが…
それでも、例年の6月の就航率はほぼ100%!
確実さを求めるのであれば、ねらい目は「6月~8月前半」です^^
②「イルカの機嫌」について
また、実は、ドルフィンスイムのツアーにおいて最も大切なのが「イルカの機嫌」だったりします。
「今日は人間と遊んでもいいかな~」
なんてご機嫌な時には、すすんでこっちに来て遊んでくれるし、
「今日はそんな気分じゃない」
という日には、シュノーケリングをしていても避けられたり、Uターンして戻っていってしまうことも。。
なので、イルカと遊びたいなら「イルカの機嫌のいい日」を狙う必要があります。
…といっても、誰にもイルカの機嫌なんてわからないのが現実。(笑)
ただし、イルカの傾向として観光案内所で貴重な情報を手に入れました。
7,8月のハイシーズン前に行けば、イルカがまだ人間に飽きていない可能性が高いそうです!
…というのも、遊ぶのが大好きなイルカでも、何度も何度も人間と遊んでいるとだんだん飽きてくるらしく…。
イルカツアーに参加する人が沢山いる7,8月の夏休みシーズンや、それ以降は人間と遊ぶのに飽きてしまって相手をしてくれない確率が高いんだそうです。
なので、「イルカの機嫌」という面で考えると、狙い目は7月中旬より前!
観光客があまりいない時期であれば、それだけイルカが自分たちの相手をしてくれる可能性も高くなります^^
③「海の水温」について
4月や5月上旬は、やはりまだまだ海の水が冷たいらしいです…。
5月下旬や6月上旬になると黒潮が入ってきて、透明度もより高く、快適な水温でイルカツアーを楽しむことができます^^
また、海水の温度は気温の2か月遅れといわれています。
なので、実は8月の水温よりも10月の水温の方が高いこともあるんです!
御蔵島の海で快適に泳げるのは、黒潮が入る5月下旬~10月ごろまでと言えそうです。
まとめ…Best of Bestは5月中旬~7月上旬
それぞれのベストシーズンをまとめると、以下のようになります!
- 就航率 →6月~8月
- イルカの機嫌 →4月~7月中旬
- 海の水温 →5月下旬~10月
結果、
すべて考慮した上でのベストシーズンは…5月中旬~7月上旬!!!
この時期であれば、観光客が殺到するということもないので、のんびり過ごすことができるし、船や宿、イルカツアーの予約も取りやすくなります。
混み合う時期を避けるのも大事
御蔵島では「1日にイルカツアーの船は30隻まで」と決まっているので、もしハイシーズンに行く場合はなるべく早めの予約をおすすめします。
行くことができても、かんじんのイルカツアーに参加できないと意味がないので…
赤ちゃんイルカを見るなら、5月中旬〜6月が狙い目
ちなみに「5月中旬〜6月」の間は、小さい赤ちゃんイルカも見ることができるので、特におすすめですよ~!
わたしも赤ちゃんイルカを見てきましたが、本当に可愛かったです!
体験談:ベストシーズンの御蔵島イルカツアーの様子
ここからは、ベストシーズンの御蔵島イルカツアーがどんな感じだったかをレポートしていきます♪
わたしが実際に行ったのは、5月下旬です。
連休シーズンでもない平日だったので、人も少なく、宿やフェリー、イルカツアーの予約も余裕で取れました!
イルカツアー会社について
イルカツアーは、必ず事前にツアー会社に申し込みをする必要があります。
今回私たちがお世話になったのは「シリウス・ネイチャーツアー」さんです。
こちらの記事→『大満喫して3万円以下!御蔵島旅行を最安で楽しむ方法』でも紹介しましたが、かなり良心的な値段でイルカツアーに参加することができます!
たぶん、島の中でも最安なんじゃないかな?
イルカツアーの流れ
「シリウス・ネイチャーツアー」さんの場合です。
- 宿までピックアップしてくれ、港へ
- 船で島周辺をイルカ探し
- イルカを発見したら一緒にシュノーケリング!
- ②〜③を繰り返し
- 港に帰って、宿まで送り迎え
こんな流れのツアーでした!
お手軽な値段でも、2時間たっぷりイルカと遊ぶことができて大満足でした♪
お迎え→港へ
ツアーは、まず宿までバンで迎えに来てくれて、そこから直接港に行きます。
港に車を止めてすぐ、船長とシリウス船が迎えに来てくれました。
天気は青空。
海は、港の時点でこんな感じ。
本当に、素晴らしい透明度!!!!
「イルカに会えますように!」
と願いを込めながら、いざ乗船。
船で島周辺をイルカ探し
そこから、船長が風を切って船を走らせてくれます。
とっても気持ちいい!
ツアーでは、ジェットボートに乗せてもらって、島をぐるっと一周します!
序盤でイルカをたくさん見ることができたら、そのまま半周で戻ってくることもあるようですが、その日の海の状態によるみたいです。
私たちが参加した日は、港の近くは波の全くない凪(ナギ)状態だったのに、島の反対側はかなりうねりが強く、船酔いしそうでした^^;
船が揺れると、船酔いの心配も出てくるので、イルカツアー参加直前の食事は控え、船酔いしやすい人は「酔い止め」の持参をおすすめします!
イルカを発見したら一緒にシュノーケリング!
なかなか見つからないイルカを、港の反対側でやっと見つけました!
黒い背びれが、太陽の光に反射してテカテカ光っているのですぐわかります。
イルカの群れを見つけたら、そこから海に飛び込んでシュノーケリング開始!
さっそくイルカがかなり近くまでやって来てくれました!!近い〜!
たくさんのイルカに取り囲まれ、一緒に泳ぐことが出来ました!
夢がかなった~(●^o^●)イルカとの遭遇率、想像以上です!!
出会ったのが大きい群れだったようで、どんどんこっちに向かってやってきます。
正面から見たイルカは「ニコッ」と笑っているみたいなお顔で、とても可愛いです。
子ども連れのイルカも発見!
左上のお母さんイルカのおなかの下で泳いでいる、小さいのが赤ちゃんです。かわいい〜〜〜( ノД`)
お母さんイルカのサイズと比べると、大きさが分かるかな?
こちらは違う赤ちゃん。↓
呼吸も同じタイミングで!
イルカはだいたい毎年この時期に出産するので、5〜6月はイルカの赤ちゃんがたくさん見られるんだそうです^^
赤ちゃんイルカは、いつでも母親のおなかの下にぴったりくっついていました。
こんな風にスキンシップを計っているところも見れたり。
目の前でスキンシップをとっているところを見られたのはすごくラッキーでした♪体を掃除してあげてるのかな?微笑ましいです。
ちなみにこの子イルカは、この時生後たった数週間だったそうです!
そして、わたしが御蔵島を訪れた年に島周辺で生まれた赤ちゃんイルカは、9匹だそう。
また探して、また一緒に泳ぐ。
イルカに追い抜かれて行ってからは、船に戻ってまたイルカ探し開始。
島には、130頭ほどのイルカがいるらしく、ぐるっと回って何度もシュノーケルして、今回は合計40頭くらいのイルカに出会うことができました!
めちゃくちゃ近くでイルカを見ることができて、本当に大満足のイルカツアーでした!
また絶対にイルカに会いに御蔵島に行きたい!!
港に帰って、宿まで送り迎え
最後は、港に戻って、宿まで送ってもらいました。
おまけ
島の中にある観光案内所は、ミニ図書館のようになっています。
- イルカについての資料
- 御蔵島のイルカの名前と特徴がまとめてあるガイドブック
などたくさん置いてあり、いろいろ読んで、とっても勉強になりました!
ツアーまで日にちが開くなら、観光案内所にきて、イルカについての知識やイルカとの遊び方を勉強してからツアーに参加するのも楽しいと思います^^
まとめ
御蔵島でのイルカツアー、最高でした♪
東京に帰ってきてからも、興奮が冷めやらず…!
ちょうどベストシーズンに行ってきたので、最高の御蔵島をバッチリ堪能できました。
あと、個人的には「赤ちゃんイルカ」に出会えたのはかなり大きかった…!
お母さんイルカにべったりくっついて一生懸命泳いでいる様子は、本当に本当にかわいいです。
…というわけで、
せっかく御蔵島まで行くなら、絶対にベストシーズンの「5月中旬~7月上旬」、できれば、赤ちゃんイルカの見られる「5月下旬〜6月」に行くのが一番おすすめです!!
御蔵島については、こちらの記事でも紹介しています。↓