「雪解けダイビング」、してみたくありませんか?
オーストリアのシュタイアーマルク州にある、雪解け水でできた湖「グリューナー湖」、通称「グリーンレイク」でダイビングしてきたので、体験談&感想を書きます♪
もくじ
オーストリアのグリーンレイクは、現在ダイビング禁止に…
お知らせ:この場所は、なんと2016年1月から無期限でダイビング禁止になってしまったそうです( ノД`)
わたしがここに行ったのは2013年なのですが、その3年後に入水禁止に。
なので、このブログに書いてあるようなダイビング体験は不可能になってしまいました…。が、いつかダイビングが解禁された時のために、記録しておきます!
(2020年時点でも、まだ禁止です。。)
オーストリアの友達と一緒にグリューナー湖(グリーンレイク)へ!
オーストリアのウィーンでは、一週間ほどホームステイをしていました。
そこでお世話になっていたリタとの共通の趣味が、ダイビング。
「オーストリア国内に、面白いダイビングスポットあるから一緒に行こう!」と誘われて、「奇跡の湖」として知られるグリーンレイクに行ってきました。
リタが車を持っていたので、リタの車で出発!そして二時間後、たどり着いたのがこんなところ。
めっちゃ綺麗!
まったく下調べをしていなかったうえに「ダイビング=海」という固定観念があったので、湖だったことにまずビックリ。
てかそもそも、オーストリアに海なんかなかった。(笑)
そんなわけで、グリーンレイクについては、何も下調べせずに行くことになりました。
グリーンレイクの秘密
そして、ここグリーンレイクには秘密があります。
実はここ、1年の内、5か月間しか存在しない湖なんです!
…というのも、この湖はアルプスの山々のてっぺんにある氷河の解け水が溶けてたまったもの。
雪解けのない「冬」の間は、ただの広場?公園?になっています。
なので、ダイビング中は、水中なのに陸の上を散歩しているような不思議な感覚が味わえるんだそう。
あ、これ帰ってから調べました。(笑)
グリーンレイクのダイビングショップ
湖のすぐ近くに、機材をレンタルしてくれるところがあります。
ちなみに、レンタルしたダイビングショップは不明…。今回は、リタにすべてを任せていたので(^_^;) 検索すれば、すぐに出てくると思います。
基本はセルフ・ダイビング
ツアーでなく自分たちの車で来た場合は、ダイビング・インストラクターは付かないらしいです。なので、今回はセルフダイビング!
といっても、湖自体大きいものではなく、上の写真程度。
水深も10メートル行かないくらいなので、割と安全にセルフダイビングが楽しめます。
ダイビング器材&ドライスーツのレンタル料金
みんなフルレンタルだったのですが、なんとレンタル費:75ユーロ(当時約1万円)。…めっちゃ高いやんけ(笑)
値段にビビりながらも、とりあえずパッツパツのセミドライに体をねじ込んで、レッツダイビング~
グリーンレイクのダイビングは超絶寒い!!!
ってことで、全員で足を水に浸した瞬間、水が冷たすぎて一同ザワつきはじめ、一旦停止。
グリーンレイクの水温は6度
なんか、想像の10倍くらい冷たい。
なんとここの湖、さすが雪解け水と言うだけあって、まさかの水温6度らしい!!!6度って…ほぼ「氷水に入っていく」のとあまり変わらないレベルです。
これは…想像以上に難敵。
低体温症になりそうなダイビング
そのままもたもたすること、約10分。(笑)
で、意を決して入っていきました。ざぶざぶ。(今まで、水温25~28度の甘ったるい環境でしか潜ってこなかった自分には、ハードル高すぎる。)
頭を水の中にいれた瞬間、かき氷食べたときのキーーーンを100倍にしたくらいの頭痛が襲います。
「あ、これ無理かも…」
と思ったけど、ずっと潜っていくうちになんとなく平気になってきました。
うお~~~、すごい透明度!!!!
ものすごく遠くの方まで、ずーーーっと見渡せます。
中性浮力の技術は必須(砂が舞い上がる!)
そして、その透明度を台無しにするリタの友達。
ヤメロ~中性浮力をちゃんと保つんだ~~~
うわあああ
舞上げすぎ〜!!
破壊王的なたたずまい
ってなかんじで、湖底の砂はかなり舞い上がりやすいです。
グリーンレイクのベストシーズンはいつ?
ちなみに、ここのベストシーズンは、雪解け水が溶けて、湖ができたばかりの5月中旬~6月あたりだったらしいです!
ベストシーズンに行けば、こんな景色も見えるかも。
きれい~~~~
「9月あたりまでダイビングはできる」らしいけど、ベストシーズン以降は水の中の草も枯れてしまい、そんなに水の中の公園感?はなかったです。
かろうじて、ちょっと草が残ってたエリア。
わたしたちは7月に行って、それでもちょっと遅すぎた感がありました(-_-;)写真の通り、ほとんど芝生も枯れて、「公園感」はない。
ちなみに、もっといっぱいいろいろ見たけど、指先が凍ってしまったように動かなくなったのと、寒すぎて自分を抱きしめる(若干暖かいような…)ので精いっぱいだったので、その後の写真はありません。( ノД`)
上に載せた写真たちは、たぶん全部エントリー後3分以内の画像(笑)
寒〜〜い場所でのダイビングに慣れている人でないと、厳しいかもしれません。わたしたちは30分くらいで「もう出よう」って退散したので…。(ドライスーツでも、それが限界だった!)
まとめ
めちゃくちゃ寒かったけど、、この写真で見る以上にとっってもきれいなところだったのでおススメです!!!
またオーストリアに行ったら、グリーンレイクに行きたいなあ。
- 普通のダイビングに飽きた人
- 圧倒的な透明度を体験したい人
…は、ぜひぜひ!行ってみてください。
ダイビングは禁止だけど、ハイキングにおすすめ
でも、2016年からダイビング禁止になってしまったんですよね…。
ネット上に挙がった写真が美しすぎて、年間10万人以上もの人がグリーンレイクを訪れるようになったんだそう。。
グリーンレイクのある「トラゲス村」の住人たちが、「透明で綺麗な湖を、観光客から守るため」に、禁止に踏み切ったんだそう。確かに、一緒に行ったリタの友達とかめっちゃ透明度台無しにしてたし…。汗(多分、もっと問題だったのはゴミのポイ捨てとかですが)
現在グリーンレイクでは、ダイビングだけでなく、遊泳も、釣りも、マリン系アクティビティはだいたいNGだそうです。。残念。
それでも、湖自体とっても綺麗なので、機会のある人はぜひ行ってみてください!!
周辺をハイキングするだけでも、かなりリフレッシュできると思います!