ある年から、インスタのいいねの数が激減しました。
原因は、「ハッシュタグの付けすぎ」でした。
ハッシュタグを減らしたら、一気にいいね数も回復したので、今回は、その検証結果や、これから「インスタでどんな風にハッシュタグを活用するのが一番効果的なのか」を紹介します。
- ここ最近、Instagramのいいねの数が減っている
- ハッシュタグで「トップ」に表示されなくなった
という人は、ぜひ参考にしてみてください!!
インスタのアカウントを持っている人、全員に役立つ情報だと思います!
もくじ
ある日、インスタの「いいね」の数が激減!なぜ?原因
最近私はインスタである悩みを抱えていました。
以前よりも「いいね」の数が圧倒的に少なくなっていたんです。。
フォロワーの数は1800人前後。もちろん買ったフォロワーとかではなくコツコツと数年前から投稿続けて出てきた本当のフォロワーたちです。
そして「フォロワーの数の10%程度のいいね」が、妥当ないいね数だと言われています(100人フォロワーがいれば10人、1,000人フォロワーがいれば100人、など)
しかし!!!
前までは最低でも「200」いいね(フォロワーのちょうど10%前後)がつくのが普通だったのに、最近は100いいねに届くかどうかと言うところ。
ある時期を境に、いいねの数が激減してしまったのです…!
しかし、写真のクオリティーは落ちていない。
(むしろ、今までの積み重ねによってどういう写真がインスタでウケるのかもわかってきて、より良さそうな写真をあげている)
なぜ???
…というわけで、なぜこんなことになってしまったのか、解決策を探るべく色々と調べてみました。
いいねの数が激減したのはいつから?
まず、時期について考えてみました。
わたしの投稿をみてみると、いいねの数が急に減りだしたのは、2023年の4、5月あたりからでした
その頃から、わたしが何を投稿しても、まずいいねの数が200を超える事はなくなり、わたし的には最低ラインだと思っていた「フォロワーの10%」に届くことも、滅多になくなりました。
ひどい時は、いいね数が5%以下(フォロワー1800人なのに、いいね数が90を超えない状態)のことも…。
グレーな手法には手を出していない
ちなみに、わたしは「自動いいね」や「自動コメント」等のグレーゾーンな手法には手を出していませんでした。
それに、フォロワーが減ったわけでもありません。
なので、フォロワーの質も同じはず。
というわけで、どうしてこんなに一気にいいねの数が減ってしまったのか、全く見当がつきませんでした。
そこで必死にネットで「同じような人がいないか」もしくは「解決策がないか」、ということを検索してみました。
いいねの数が減る原因となる問題について色々と調べたところ、1つだけ可能性として上がってきたのが、#ハッシュタグの数でした。
いつも大量のハッシュタグをつけていたのが原因?
わたしは、「自分の写真がなるべく多くの人に届くように」と思い、毎回の投稿で#をマックスの30個毎回つけていました。
Instagramでは、ハッシュタグ(#)をつけることが恒例になっています。というのも、#をつけることでより多くの人にリーチできるからです。
「ハッシュタグの数=見てもらうチャンスの数」だった
例えばグアムと言う#をつければグアムに興味のある人が私の投稿を見てくれる可能性が高くなります。
日本のインスタユーザーは、海外のインストアユーザの3倍近く#ハッシュタグを活用している(ハッシュタグから検索したり、フォローする人を探したりしている)そうです。
さらに最近は、好みのユーザをフォローするだけでなく、好みの#ハッシュタグをフォローすることもできるので、グアムが好きな人が「#グアム」をフォローしていれば、自動的にわたしのの投稿をホーム画面で見ることができるのです。
わたしも、ハッシュタグ30コ付けて投稿していた
というわけなので#ハッシュタグは、より多くのユーザに届けることのできる一つの便利な方法だったわけです。
わたしも、海外の写真であれば、「#海外旅行」 「#旅」 「#世界」など、写真に関連する#ハッシュタグをいろいろつけて、
なるべく多くの人がいろんなハッシュタグから私のアカウントに来てくれるように、
と工夫していました。
原因:ハッシュタグが多すぎると、「トップ」に選ばれにくくなった(インスタ側のアップデート)
しかし、最近アクセス数が激減してから、それぞれの#ハッシュタグを辿って見てみると、、
今までは表示されていた私の写真が、あまり表示されていないことに気づきました。
つまり各ハッシュタグの「トップ」画面に、私の写真が選ばれる確率が激減していたのです。
そこで、思い出したのが「ハッシュタグの付けすぎはよくない」というポイントだったのです。
そこで、いますぐに問題を解決したいという気持ちもありますが、長期的に自分のインスタの運営を軌道に乗せるためにも、
「インスタ運営側が理想としている、適切なハッシュタグの使い方」
について考えてみました。
Instagramで最も効果的なハッシュタグの数は、何個?
と思い、調べてみたところ、、
日本語だとなんとなく信用できる記事が少なかった(ソースが古い、実証実験していないなど)ので、海外のSNSマーケティングのプロの記事を参考にしました。
効果があるハッシュタグの数は「11コ以上」
You can use up to 30 hashtags on an Instagram post. But, many marketers say that looks spammy. Use 5 or 6.
Others say using 11 gets you the best engagement.
Well, no. The study they’re referring to found that posts with 11 or more hashtags get the best engagement.
参考:How to Use Hashtags on Instagram for Explosive Growth: 2019 Update
訳:
インスタグラムの投稿では、最高30コのハッシュタグを使えるけど、マーケティングのプロはそれだと怪しい投稿っぽいから、5,6コ使え、と言います。
だけど、11コ使うのがエンゲージメント(流入数の増加)には一番いいんです。
いや、ある研究によると、11個以上のハッシュタグをつけていたほうが、エンゲージメントにはいいんだそう。
つまり…「11コ以上のハッシュタグを使え」、ということですかね。
この記事を書いているSNSマーケティングのプロは、その後続けて「わたしは30個つけている」と書いているのですが、、、
この記事は2019年の1月に書かれたもので、ちょっと情報が古い。(インスタの内部アルゴリズムは、それ以降に更新されているので)
最近のアップデートで、ハッシュタグが多すぎるのは逆効果になった
特に2019年5月以降は明らかに、ハッシュタグを使いすぎるとエンゲージメントに悪影響が出てしまうようになったので、、
いろいろ考えてみると、
現時点でベストのハッシュタグ数は、11コちょうどって感じですかね。
ハッシュタグが多い=何の写真かわからない・スパムっぽい
ハッシュタグの機能は、とても便利で、
- グアムに行きたい人が、グアムのリアルな情報を得るために、
- ディズニーランドに行きたい人が、当日のディズニーランドの中の様子(混み具合、天気など)をみるために、
- アイテム名で探して、ファッションコーデの方法を知るために、
など、様々な活用方法があります。
しかし、最近は「アクセス数を増やすためだけに」関係のないハッシュタグを付ける人も多くなり、けっこう問題視されていました。
例えば、ネットワークビジネスやネズミ講に誘い込むために「海外旅行」「高級焼肉」系のハッシュタグを多用しつつも、「一瞬で稼ぐ方法!」と書いた写真で人の目を引いたり、
アイドルアカウントがフォロワーを増やすためだけに、行っていない人気観光地や、食べていないグルメのハッシュタグを入れたり。
スパムっぽかったり、実際の写真に関係なかったり。
そんな人が目立つようになりました。なので、そういう人をはじき出す目的でも、
「適切なハッシュタグを、適切な数だけ」付ける=健全な運営をインスタ側が求めている
と考えると、なんとなく納得がいきます。
まあ、わたしも毎回、めちゃくちゃ頑張って30コ考えてタグを付けていた(関係ないタグは流石につけないですが)ので、反省しなきゃです。
この「大量ハッシュタグ」が冷遇される設定になったのは、最初はショックだったけど、これから先を考えるとありがたくもあります。(楽になった;)
試しに、インスタのハッシュタグの数を11コに減らしてみた結果。
そこで試しに#の数を減らしてみることにしました
今まで30コつけていたと言う事は、「30の単語から人が来てくれていた」と言う事。
そこから一気に#ハッシュタグの数を減らすのはなかなか勇気がいりましたが、、、
「ものは実験!!」と思い試してみました。
すると、驚きの結果が…!!
ハッシュタグ減らしたら、いいね増えた!(効果あった!)
なんと、
写真の良し悪しにかかわらず、#ハッシュタグを30個つけた時よりも、たったの10個つけたときの方が、流入数が多くなっていたのです。
え、本当に!?!!
をと思い、もう一度実験してみました。
…やはり、結果は同じ。
わかりやすいように、同じような写真を投稿して、いいね数や流入数を比べてみました。
いろいろ実験してみたので、チェックしてみてください(↓)
事例1:ハワイのビーチの写真
#30個 | #11個 | |
ハッシュタグから来た人の数 | 123 | 203 |
いいねの数 | 90 | 172 |
「トップ」に選ばれる確率 | 4/30個 13% |
6/11個 55% |
事例2:ハワイのホテルの写真
#30個 | #11個 | |
ハッシュタグから来た人の数 | 123 | 203 |
いいねの数 | 90 | 129 |
「トップ」に選ばれる確率 | 7/30個 23% |
9/11個 82% |
事例3:ハワイのハンバーガーの写真
#30個 | #11個 | |
ハッシュタグから来た人の数 | 42 | 69 |
いいねの数 | 82 | 188 |
「トップ」に選ばれる確率 | 2/30個 6% |
7/11個 63% |
- 11個にした時のほうが、「トップ」に選ばれる確率が圧倒的に上がる
- 同時に、ハッシュタグから来る人の数、いいねの数も上がる(2倍以上の効果があることも!)
- しかも、「トップ」に表示されている時間も長い→より多くの人にリーチ可能
ちなみに、こういう数字は「ビジネス・アカウント」にすれば詳しくみることができます。
わたしは昔から「ビジネスアカウント」で運営しているので、詳しいインサイトが見られて、比較できました。
あまりにも効果が明らかだったため、かなりびっくりしました
ハッシュタグの力は「分散」される?
これは、ただのわたしの仮定(予想)なのですが、、、
1つの投稿につき、ハッシュタグをつければつけるほど、効果が分散されてしまうのだと思います。
「#ハッシュタグのつけすぎによって、ハッシュタグ1つ1つのの効果が薄れてしまう」
と言う事は、けっこう前々から聞いていたのですが、
実際にそれによってイイネの数が減ったりする事はなかった=これまではただの都市伝説だったので、、
まさかこれが現実になるとは。
って感じでした。
おそらくごく最近のアルゴリズムの変更によって、このような仕組みになったのではないかと思います
というわけで、検証の結果、これからはもうハッシュタグを大量に付ける対策は逆効果と考えられます。
ハッシュタグが少なすぎるのもダメ
ただし、もしハッシュタグからたくさん見て欲しいなら。
- 「1つも#をつけない」
- 「数個しかつけない」
というのはNG。
ハッシュタグが少なすぎても、あまり#からの流入数が見込めない
→つまり新しく自分のアカウントを発見してくれる数人の数が少なくなります。
英語の#ハッシュタグは意味がない?
私は英語でも#をかなりたくさんつけていました。
たまに英語の#ハッシュタグでバズる(トップに表示される)と、いいねが500を超えるなど注目の写真としてピックアップされるからです。
ですが今までそんなことが起こったのはたったの1、2度だけ。
なので、「そのピックアップ写真に乗るチャンスを逃してもいいから、日々のいいね数を増やそう」と思い、今後は英語の#はあまりつけないことにしました。
というのも英語の#をつけるとその#を登録しているスパムのようなアカウントからコメントが来たり自動イイネをされることがあるんです。
そういう自動いいねやコメントは結局自分のアカウントを育てるものにはならないので、あまり意味がありません。
日本語のハッシュタグであればよほどメジャーな単語でない限り、そのような自動イイネやコメント設定をしているアカウントはずっと少ないので、本当に私の写真を見たい人だけがアカウントを見にきてくれます。
そして実際にアカウントを訪れた人が、私をフォローする可能性もぐっと高まります。(なぜなら、そのアカウントは私の写真に興味があって来た人だから、そのテーマに興味がある可能性が高い。)
今後も有効なインスタ対策:ハッシュタグの「トップ」の写真に載るのはめちゃくちゃ大事
ハッシュタグのページに移動すると、現在は「トップ」と「最近」という2項目に別れています。
やはりハッシュタグページの「トップ」の写真に掲載されるかどうかはかなり大切です。
なぜなら、ハッシュタグを見に行ったときに、ほとんどの人(90%以上)がチェックするのは、「トップの写真」だけだからです。
どうせなら、ある程度いいねが集まっている「見応えのある写真」や「見る価値がある」と他の人がすでに判断したものを見たいものなので。
それに、わざわざ(クオリティーの低い可能性のある)最新の写真はチェックする人はあまりいないですよね。(リアルタイムの状態を知りたいならあるかもですが。)
ハッシュタグの「トップ」の写真に載る方法
わたしの投稿は、それまではかなり高い確率で「トップ」の写真として載っていました。
というのも、「そうなるように工夫していた」からです。
ハッシュタグページの「トップ」に載せる写真を選ぶのは、手動ではなく自動です。
Instagramのアルゴリズム(自動的にその写真の価値を判断する「AI」のようなもの)なのです。
が、これはGoogleのような複雑なアルゴリズムではなく、簡単に言えばいいねの数が多いものが優先的に選ばれ、表示されるようになっています。
インスタの世界では、わかりやすく
写真のいいねの数=価値の高さ
だからです。
インスタのアルゴリズムにおいて、(もちろん他の要素も考慮されるのですが、)これまでの傾向を考えると、いいねの数が(トップを選ぶ基準において)圧倒的に優先されるになっているのは明らかです。
自分が確実に「トップ」に選ばれるハッシュタグを選ぶ
「トップ」に載りたかったら、マイナーだけど適度に投稿者数がいるハッシュタグをつければ、誰でも注目ページに自分の写真を表示させることができます。
例えば、「#海外旅行」「#ハワイ」など超大人気の#ハッシュタグで「トップ」写真に入るのは、、はっきり言って絶対に無理。
なぜなら、ライバルは、1投稿につき「4,000いいね」を超えるような最強のインフルエンサーたち(芸能人やモデルなど)なので、無名の一般人ではまず歯が立ちません。
(一時的に100前後のいいね数でも表示されることはありますが、「固定」でトップに表示されることはないです)
しかし、、
あまりメジャーではないハッシュタグであれば、いいねの数が「100」程度あれば、どんなに無名な人でも(公開アカウントにしている限り)「トップ」に入ることは十分可能なんです!!
旅行系であれば、
- 「#スペイン」(国名)ではなく、「#マドリッド」(地名)にしてみる
- 「#海外旅行」ではなく、「#スペイン旅行」(国名)にしてみる
- 「#グアム」ではなく、「#グアム最高」「#グアムのお土産」「#グアム🌴」など少しマイナーなハッシュタグにする
ファッション系であれば、、
- 「#ZARA」(ブランド)ではなく、「#ZARAのワンピース」(具体的に)にしてみる
- 「#バッグ」ではなく、「#かごバッグ」にしてみる
- 「#ファッション」ではなく、「#ファッション好き」「#ファッション部」など少しマイナーなハッシュタグにする
どちらにせよ、なるべきことは、
自分がもらえるだろう「いいね数」を予想(最近の平均など)
↓
その「いいね」数で、確実に「トップ」を狙えるハッシュタグを付けるんです。
これで、よりたくさんの人にリーチできる(写真を見てもらえる)ようになります✨
まとめ
というわけで、今回は、
「インスタで#ハッシュタグの数を減らしてみたら、いいねが増えたよ」
と言うご報告でした。
わたし個人の感覚では、このアルゴリズムの変化はごく最近起こったものだと感じています(私のアカウントでのいいね数の増減を見る限り。)
なのでもし
- 「最近、急激にいいねが減った」
- 「#ハッシュタグのトップ写真に採用される確率が一気に下がった」
と悩んでいる人は、まずはいいねの数を見なおしてみるのがいいかもしれません。
わたしは実際、これでかなり改善されたので、効果はあります!!
#ハッシュタグを「全くつけていない人」も、「つけすぎている人」も、
まずは、#ハッシュタグの数を11個にしてみましょう。
さらに、できれば「自分が確実に”トップ”に選ばれるハッシュタグ」を選んで、11個のハッシュタグ選びにもこだわります。
うまくいけば、ちゃんと「フォロワーの10%のいいね」は確保できると同時に、フォロワーも増えるはず!
(それから、また今後もインスタのアルゴリズムは変わる可能性があるので、実際の効果を見ながら自分にとって一番効果があると思う方法に、各自変更してみてください。)
以上インスタで#ハッシュタグを減らしたら、いいねが増えるのかどうか、の実証実験の結果でした。
この記事が他の多くのインストアユーザの役に立てばとてもうれしいです!!