メンサの人たちの会話について行けるだろうか…?
不安を胸に、ついに、パーティー会場へ向かいます!
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→高IQ集団「メンサ」の集まりに参加してみた① ピーナッツジョークを理解できるか?
メンサのパーティーへ!
カジュアルパーティーだと聞いていたので、普通の服装で行った。
20人くらいの人たちがすでにいて、ベルトはみんなとハグをしはじめたので、私も続いてハグをした。
ここにいる人たちはみんなIQ激高の、世界人口2%の人たちなのか。すごいことだなあ。
なんて思いながら、適当なドリンクを頼んで周りを見まわした。
男女比は5:5。オランダの首都・アムステルダムのメンサのリーダーは、女の人らしい。
メンサのマークのついた小さな旗が机に置かれていた。
立食パーティーだったので、自由に好きな人と話せばいいよ、と言われたけど、
パーティー自体わりと苦手なうえに、海外の立食パーティーのノリが分からない。しかもみんな天才と話すとなると、なんだかもう怖気づいてしまった。(笑)
「ど、どうすれば…」とワタワタしはじめた私に、ベルトは中国系の20代の男の人を紹介してくれて、3人で話し始めた。
何について話していたのかはあまり覚えていないけど、仕事や、最近自分が何をするのが楽しいのか、ということについていろいろな意見を交換した。
その後、1時間ほどいろんな人とのおしゃべりを楽しみ、ピーナッツジョークに遭遇することもなく(笑)、
私が眠くなったので早めに切り上げることになった。
意外と普通?な天才たち
ほっとしながらも帰りの車に乗り込むと、ベルトに、どうだった?と聞かれ、頭のいい人と話すのは緊張したけど楽しかったよ、と答えると、
「それで、メンサのみんなについてどう感じた?」と。
「…意外と、普通の人たちだったかな。」
正直に感じたところを言うと、ベルトは「だろう、だから心配なんかいらないんだよ。」と笑った。
一人一人と話す時間が短かったのもあると思うけど、とりあえず、メンサに入っているIQ激高の人たちは、私が想像していたような、私には意味の分からないことばかり話す恐ろしい人たちではないことがわかった。(笑)
そして、私の中の思いこみで、「メンサに入会している=超頭いい=社長や起業家、研究者など特別な仕事をしている」という等式が成り立っていたのだが、
話してみると、ほとんどの人が普通に会社で働いていて、それにもびっくりした。
ベルトが、自分の会社を持っていてもう上場して会社を売って、今はまったく働く必要がない、といった感じの人生を送っていたので、てっきりそんな風に生きている人ばかりなのだと思っていた。
「IQが高いからって、みんな自分で仕事をするわけじゃないよ。
自分で仕事を始めるには、まず一歩を踏み出すための”勇気”とか、人脈をうまく築くことのできる”人間力”、そして世の中を良くしたいって思う気持ちの方が大切なんだよ。」
なるほどなあ、と思いながらも、それでもベルトのように会社をここまで大きくして、40代で働かなくてもいいような人生を手に入れるには、とっても頭が良くないと難しいんじゃないかな、と思い、思い切って聞いてみた。
「でも、IQが高ければ、なにもかもがうまくいくと思わない?世の中のことがクリアに見えて、すごく生きやすそうだなって思うけど。」
ベルトは笑って、「そういう部分もあるかもしれない。」と答えた。
「…でも、実は悩みも多かったりするんだよ。」
そのあと、ベルトはIQが高い人が持つ悩みについて話してくれた。
ジョークが通じないってだけじゃなく、もっと深いところ。
その話は、私がいままで天才の人生を思い浮かべたとき考えたこともなかった様な、大きな衝撃をうけるものだった。
続きはこちらの記事から
→高IQ集団「メンサ」の集まりに参加してみた③ ベルトが教えてくれた、IQが高いゆえの悩みを知る