今から数年前、私がレーシック手術を受けることについて本気で考えていた時のことです。
実際に目の検査を受けて、手術直前まで行ったのですが、結局やらず。(というか、できませんでした。)
数年後に、レーシックで失敗→失明した友人に出会います。
レーシック手術は危険?
わたしが初めて、
「レーシック手術を受けようと思う」
と言った時、周囲の反対はものすごいものでした。
特に友達からは「レーシックは危険だと聞く」「失明した人もいるって聞く」など、怖い噂を聞きました。心配して、わざわざよくない情報を調べて教えてくれた友達もいました。
ネットにはいい情報ばかり
しかし、実際に自分でネットで調べてみると
- 「99.9%安全」
- 「過去◯年間で、一度も事故は起きていない」
- 「一回の手術で視力が一気に回復するから、コンタクトを買うよりも安い」
など、レーシックを賞賛するブログや記事ばかり。
当時「アフィリエイト」や「紹介ビジネス」についてよく理解していなかった私は、
「やっぱり、調べてもいい話しか出てこない。やるべきだ」
と思い、レーシック手術を受けるための「事前検査」の申し込みをしました。
「レーシック 失明」検索でも出てこなかった失敗談
当時は、まだなぜかレーシックの失敗談はあまり出ていませんでした。
あえて「レーシック 失明」「レーシック 失敗」「レーシック 危険」など、マイナスキーワードで検索をかけても、2chの信用できるかわからないような「又聞き」の話ばかり。
そして、おそらくレーシック擁護側の人のものだと思われる
- 「コンタクトやメガネ業界が困るから、デマを流しているだけ」
という書き込みに大いに納得してしまいました。
結局、手術は受けられなかった
そのまま、レーシックの手術を受けるために「事前検査」の日がやってきました。
少し遠出して賑やかな街へ行き、そこにあるかなり大手のレーシックを扱っている眼科に行くと、待合室はレーシックを受けたい人でいっぱいでした。
当時(2011年)は、おそらくレーシック・ブームの時代。
東京では当たり前だったかもしれませんが、地方では「レーシックを受ける」なんて人は周りに一人もいないくらいマイナーなものだったので、
「これだけの人がレーシックを受けるんだ」
と何だか安堵したのを覚えています。
様々な「目の検査」を受けた
そして、レーシックを受けるのに必要な目の検査を受け始めました。
最初は、視力を測る検査(Cの字で計測する)だったのですが、
- 目の硬さと強度のチェック
- 角膜の形のチェック
- 角膜の厚さのチェック
と、今まで受けたことのないような検査をどんどん受けて行きました。
確か、5、6種類くらい検査を受けたと思います。
人が多いので毎回かなり待って、全ての検査が終わるのに2時間くらいはかかりました。
結果、眼科医から「受けられない」と言われる
そして、その目の検査の結果、わたしの目の角膜の厚さが普通よりも薄いようで、
「レーシックは受けないほうがいいと思います」
と医師から直々に言われてしまいました。角膜の厚さが十分にないと、レーシック後に角膜の強度が一気に下がってしまうのと、手術自体も通常よりも危険になるようでした。
しかし、わたしはその時どうしてもレーシックを受けたいモードだったので、「どうしてもダメですか?」と食い下がったのを覚えています。
わたしが検査を受けたのは、レーシックを扱う所の中でもかなり有名で大手の眼科だったので、倫理的に方針がしっかりしていて、余裕もあったのでしょう。
「これこれこうで、リスクがあります。こちらでは責任が取れないため、手術はできません。」
とはっきり伝えてくれました。
今思えば、ここはいい眼科だったなあと思います。(どこだったのかは覚えていないですが、、)
ひどい所だと、多少のリスクがあっても手術費用が取れるんだから、あこぎな医者は「これくらいなら大丈夫ですよ、手術いつにしましょうか」とか言い出しそうな所。
とにかく、結局わたしは(幸いにも)レーシックを受けられませんでした。