まず前置きとして…サイコパスの人はわたしの身近にはいないです。(と願っています…。)
が、最近よく友達の友人関係について相談を受けるなかで、共通の知人女性について「その人ってサイコパスなのでは…?」と思うような言動について聞く機会があったので、それについて考えてみました。
サイコパス疑惑の2人の女性(二人とも知りあいです)について紹介します。
事例1.Kちゃん
まず、全然面白くないことを「面白い」といって周りをドン引きさせる友人について。わたしの知り合いのKちゃんの話です。
ここからは、わたしの別の友人から聞いた話です。
以下、「わたし」という主語は友人に置き替えて話していきます。
全然面白くないことを「面白い」
Kちゃんは、30代手前のOLなわけですが、人の不幸をすぐに「面白い」といいます。
というか、もともと
「え、なにそれ超面白いんだけど。」
が口癖になっている、ちょっと重心軽めの子です。
ある日、Kちゃんと共通の友達2人と合計4人で一緒に飲んでいたとき、過去の話になりました。
わたしたちは高校の同級生だったので、集まるとよく高校時代の話をします。当時付き合っていた元カレの話、失敗談、先生の物マネなど、ただただ懐かしい話で盛り上がり、楽しく飲んでいました。
話も落ち着いてきたころ、
「そういえば、」と思い出したように一人の友人が少し暗い顔になり、
「わたしが卒業前にちょっとメールしてたAくんっていたじゃん。この前亡くなっちゃったらしい。」と話始めました。
Aくんは当時わりとやんちゃで派手なグループにいて、結構モテる男の子でした。
なぜ亡くなったのか、と聞くと「自分で命を絶った」、とのことでした。
その話をした友人はこのAくんと卒業前に少しいい感じになったのですが、結局うまく行かず、つき合うこともなく終わったのですが、やはり一度でも関わったことのある人の死には考えさせられるものがありました。
それに、まだみんな同じ年代の人が亡くなることにはほとんど免疫もありません。
みんなそれを聞いて少し暗い雰囲気になり、なんでそんなことになっちゃたんだろうね。なにか悩んでたのかな、と話していたとき、
Kちゃんが突然
「でもさ、それってちょっと面白くない?」
と言い出しました。
みんな、最初Kちゃんが何を言っているのかわからず凍りついていたのですが、Kちゃんはすました顔でそのまま続けます。
「だって高校時代はあんなに調子乗って自信満々だったのに。どんだけ人生絶望したの?って感じじゃない?(笑)」
と。
だれも返す言葉がなく、
「え、それはちょっと……ひどく…ない?」
と控えめに言おうとしても、Kちゃんは
「いや、面白いわ。」
と断言&自分で納得(?)している状態。その場が凍りつこうとも、お構いなし。
人の死は、どう考えても面白くならないのが普通の感覚ではないのでしょうか。この時の彼女は、Aくんが亡くなったことを本当に「面白い」と思っている様子でした。
ただ、Kちゃんは頭も良く空気も読める子なので、その時の凍りついた雰囲気に気付いていないはずはないのですが、その時の傍若無人な態度を思い返すと、彼女は
「こういうことを、面白いって言えるわたしってスゴイ。みんなとは一味違う。」
と思っていたのかもしれない、と思いました。
そんなところで一味違われても…って感じですが。
とにかく、もしそれが「あえてのキャラ作り」であったとしても、人の死をネタにそんなことを言って見せるのは普通の人の感覚ではない、と感じました。
他人の不幸を笑う
ほかにも、こんなことがありました。
Kちゃんの食場にいる、あまり仕事ができない(だからKちゃんが好きではない)同僚(男性)の奥さんが、妊娠中に事故にあってしまい、その同僚が緊急で早退しなければいけなくなった時。
その時のことを話をして、一言。
「めっちゃ笑った。」
…
どこが笑えるのか^^;
ちょっと異常な反応です。
さすがに、嫌いな人であってもその身内の方に不幸があったことを「めっちゃ笑う」ことができるなんて。酷さ、いじめをする側の中学生レベルか?って感じですね。(中学生でもひどいけど…。)
さらに、これは自分で言っていたのですが、
その仕事のできない同僚に対して、「いなくなれ、●ね」と絶対に言ってはいけないことを言って、人格否定をしたり、いじめたり。
さらにそれを、友達に自慢気に話すところがまた異常。
友達に対しても
友達に対しても、常に見下した感じでなにか嫌なことがあったと相談を受けると
「そんなんで悩むとか、平和すぎww」と軽くあしらったり、
「なにそれ面白い。(←出た…。)」と笑ったり。
悩み事というのは、人それぞれ。他の人からみたら大したことないとしても、当事者にとっては大ごとであって、それを真剣に聞いてすらくれないのは、はたして友達と言えるのか…。
しかも、どうやって付きあうのかを相手によって変えているんです。
「どの程度までならひどいことを言っても許されるか」を見極めるのがうまいんですね。
社会人になってからの人格の変化
ほかにもKちゃんに関する話題はこと欠かないのですが、実はKちゃん、高校のころはそんな子じゃなかったんです。
高校のころは、普通に仲良くしていても苦ではない子で、思いやりを感じる言動もあったはず(だからこそ、友達としてやってこれた)なのです。
Kちゃんがこんなにひどい性格になり、サイコパスっぽい言動をし始めたのは、社会人になってからでした。
社会人になって、彼女の性格が変わってしまったのか、
それとも、
開き直って、化けの皮がはがれたのか…。
真相はわかりません。が、Kちゃんの周りからは少しずつ人が離れていっています。悩みや暗い話をすべて「面白い」というKちゃんには、もうみんなついて行けないのでしょう。
事例2.Rさん
Rさんは、女性なのですがとにかく奔放な性格が特徴的な明るい女性です。
少し仲良くなってグループで遊ぶ分にはいいのです。率先して場を盛り上げるし、明るいムードメーカーでもあるので、パッと見は魅力的な人物です。わたしも、今までは「明るくて楽しい子」だと思っていました。
しかし、彼女の元親友(今は縁を切っています)から話を聞いていると、彼女と親密になり一体一で付きあうとなると結構(というめちゃくちゃ)大変だということがわかりました。
というのも、Rさんは一般に言われているようなサイコパスの特徴を全て兼ね備えているから…。
サイコパスの特徴全コンプリートな性格
サイコパスの特徴は、以下のように言われています。
- 良心が異常に欠如している
- 同情を引こうとする
- 慢性的に平然と嘘をつく
- 衝動的に行動する
- 行動に対する責任が全く取れない
- 責められると逆ギレする
- 罪悪感が皆無
- 自尊心が過大で自己中心的
- 口が達者で表面は魅力的
『サイコパスの特徴』より
そして、このリストを見たときパッと頭に思い浮かんだのが、話で聞いていたRさんの逸話でした。Rさんは、このリストを全てコンプリートしています。
たとえば少し具体的に言うと、
- 待ち合わせでは毎回のように数時間の遅刻を繰り返すなど、迷惑をかけることに抵抗がない
- 彼氏がいても浮気を繰り返す
- 自分の非を責められると逆ギレして、考え得る限り最も酷い言葉で罵倒する
- 全て謝れば許されると思っていて全く反省しない
- 全ての行動が自分の利益のため
- 自分の人生に対しての責任感がなく、不幸を全て人のせいにする
- かつての自分の不利益を決して忘れず許さず、被害者面をし続ける
- 人を全く信用せず、身近な人を脅してコントロールしようとする癖がある
など。
彼女についての逸話はたくさんあり、具体的に言うと特定される可能性もあるほどに稀有な事例に溢れて要るので詳しくは話せませんが、もう聞いているだけで気持ちがしんどくなる話ばかり。
Rさんのの元親友は本当に我慢強い性格だからまだ付き合ってあげられていましたが、今Rさんの周りからは、Kちゃんと同じようにどんどん人がいなくなっていっています。
また、その「元親友」は、友達が沢山いて優しく常識のある子です。その子が、縁を切らざるを得ないほどに無理だったなら、誰も彼女と仲良くできないだろう、と思いました。
孤独の道をゆくRさん
Rさんについては、わたしは少し可哀想だと思います。
なぜなら、あのまま生きていったら、彼女の周りからは彼女を大切にしてくれる人なんて一人もいなくなってしまい、孤独に生きることが目に見えているから。
「元親友」の子は、最後の方は
- 「私がこの子を直さなきゃ」
- 「私がいなくなったら、Rの友達が誰もいなくなってしまう」
という義務感で一緒に居たと言います。それでも、繰り返されるRさんからの裏切りや罵倒、責任の押し付けに我慢できず、自分のために縁を切ったとのこと。
Rさんには表面的な友達はたくさんいるかもしれませんが、少しでも付きあうと時間や気持ちをあらゆる形で搾取されます。
彼女に近づくと今度は私が骨の髄まで搾取されてしまうので、自分が仲良くなりたいとも思いません…。それに私の家族にも友達にも、できれば仲良くしてほしくありません。
彼女の「搾取癖」は、治そうとして治るものではない気がします。
まとめ
以上、わたしの友達から聞いた「サイコパス疑惑」の友達たちの話でした。端折った部分も多いので、雰囲気が伝わったかどうかはわかりませんが…。
友達から話を聞いていて、Kちゃんも、Rさんも、人生において絶対に関わっては行けない人だな、と感じました。
サイコパスというと、猟奇的な事件を起こしたり、暴力を振るったり、という特徴が目立ちますが、
- 人から搾取することに戸惑わない
- 人の不幸を喜ぶ・面白がる
など、そんな日常的に関わっていて感じられそうなことからもサイコパスの要素は見受けられます。
そして、そのような性格はかなり身近な関係性(仲のいい友人、家族など)にならないと出してこないこともしばしば。
もし、これを読んでいるあなたの周りにもKちゃんやRさんのような軽度サイコパスっぽい友達がいたら、できるだけ距離を取ることをおすすめします。
KちゃんとRさんに関わっていたわたしの友達は、いま2人とも「離れてよかった」と話しています。