峰なゆかさんが被害にあい、ツイッター呟いた「東京都美術館クリムト展での、車椅子の男の暴行事件」が、昨日から話題になっています。
今日は東京都美術館のクリムト展に行って絵を見てたら、急に車椅子に乗った男に殴られた。びっくりしすぎて固まってたら、さらに無言で2〜3発殴られた。美術館の人に伝えると「常連のお客様で頻繁にトラブルを起こす方なんですけど、こちらでできることは口頭注意くらいです」とのこと。
— 峰なゆか (@minenayuka) 2019年6月15日
今日は東京都美術館のクリムト展に行って絵を見てたら、急に車椅子に乗った男に殴られた。びっくりしすぎて固まってたら、さらに無言で2〜3発殴られた。美術館の人に伝えると「常連のお客様で頻繁にトラブルを起こす方なんですけど、こちらでできることは口頭注意くらいです」とのこと。
現時点で2万回近いリツートがされていることからも、峰なゆかさんにとってだけでなく、多くの人にとって衝撃的な事件です。
これって、
「どの立場の人から見ても、早急に解決するべき問題では?」
と思います。。。
もくじ
東京都美術館クリムト展での、車椅子の男の暴行事件
この暴行事件は、昨日峰なゆかさんがTwitterで呟いたことで話題になっています。
峰なゆかさんのツイートの流れ
まず、最初のツイートが以下の通り。
今日は東京都美術館のクリムト展に行って絵を見てたら、急に車椅子に乗った男に殴られた。びっくりしすぎて固まってたら、さらに無言で2〜3発殴られた。美術館の人に伝えると「常連のお客様で頻繁にトラブルを起こす方なんですけど、こちらでできることは口頭注意くらいです」とのこと。
- 東京都美術館で鑑賞中、「車椅子に乗った男」に、急に数発殴られる
- 美術館の人に伝えると、常連だということ、そしてトラブルメーカーだということを伝えられる
- でも「こちらでできることは口頭注意くらいです」と言われる
↓
追いかけて殴り返そうとしたけど「峰なゆか障害者男性に暴行」という見出しがよぎってやめた。何もできないわ痛いわ惨めだわで泣けてきて、とにかく私が泣きまくるので最終的に私が救護室に連れていかれて終了しました。
↓
もうびっくりしすぎて警察を呼ぶとかまで頭が回らなかったよ! 骨折れたりしてたら大々的に警察沙汰にできたのにと思って悲しいよー!!
↓
東京都美術館には二度と行きたくないよ! ていうかもう外出するのが恐怖!! という感じになっている!!
…というわけで、この後彼女には
- 心配する声
- 東京都美術館の問題を指摘する声
- 警察に訴えられないのか?という声
などなど、様々なコメントが寄せられていました。
加害者らしき男に関するツイート
しかも、峰なゆかさんだけでなく、他にも「その男らしき人」を見かけた人はいたようです。
似たような男を東京都美術館で見た。男は車椅子に乗っていて軽く接触してしまったらしい若い女性に対して大声で怒鳴りつけていた。その男は展示スペースから出た後車椅子から立ち上がってふつうに歩いていた。
— プルプルのチョキ (@__adeli__) June 16, 2019
都美術館で検索したら車椅子の男が他の観客に絡んでるの見たことあるって人がちらほら出てるので実在不審者っぽい
— 空晶 (@kusyo93) June 16, 2019
というわけで、その加害者の男性らしき人は、わりと知られている存在のよう。
同一人物なのかどうかはよくわかりませんが。。
とりあえず、峰なゆかさんに起きたこの事件が「事実」であることは間違いないです。名指しで東京都美術館を指していますし、ここで嘘を言う意味もないので。
加害者の男は「常連」?
そして、美術館の方がおっしゃっていることが本当だとすると、この事件を起こした人は「常連」だそうで。
このことについては、ツイッターでも
「えっどういうこと?」
と、困惑している人が多かったです。
追記。
美術館の「常連」であるのは障害者で観覧無料理由かもしれないが、
暴力を振るうことや美術館が対応に困っていることは障害とは何ら関係が無いと思う。
障害者差別的にならないように気をつけたい。— akita_komachi (@antiMulti) June 15, 2019
というツイートもありました。
「障害者手帳」の持ち主は、東京都美術館の入場料は無料です。
こちらの障害者手帳で行ける場所を紹介してくれるサイトをみるとわかりますが、東京都美術館は「障害者手帳を持っている人」であれば無料で入れる、と明記してあります。
みんなが困惑しているのは、「彼がなぜ常連なのか」というよりも、そもそも
なんども「問題行為」を起こしているのに、なぜ「口頭注意」以外の対策が取られず、入館者が嫌な思いをしているのか、という点でしょう。
東京都美術館の対応は?Twitterでは「もう行きたくない」という声も
峰なゆかさんに対しては、「口頭注意」しかできないとの姿勢だった美術館、、
つまり、今までも彼の問題行動を「口頭注意のみ」で対応してきた、ということになります。
今までも「問題行動」が、どのようなものだったのかはわかりません。
ツイッターをみる限りだと、誰かに向かって叫んだり怒鳴ったり、ということはあるようですが、他にも「殴られた」という被害者はまだいないようなので、今回が「口頭注意以上」の対応をするタイミングなんじゃないかと思います。
今回は「傷害事件」でもあるので、早めに対応したほうがいいと思います。
加害者の男を「出禁にはできないのか?」という意見
コメントで多く言われていたのは、「その男性を出禁にはできないのか?」という点。
確かに、そんなに頻繁に問題を起こすような人物ならば、「他の来場者の迷惑になる」という理由で出禁にもできそうなものですが…
東京都美術館に「もう行きたくない」という意見
この事件を受けて、峰なゆかさんだけでなく他の人からも
- 「怖いから行けない」
- 「もう行きたくない」
- 「行こうと思っていたけどやめた」
という意見やコメントが多く寄せられています。
確かに、「突然殴ってくる」人がいるのは、入館者にとってもリスクが高いですよね。(被害にあう可能性は低いとはいえ…)
美術館側は、「騒ぎが大きいから」という理由ではなく、このような事件が起こったことが事実だと認めているのなら、何かしら対応をしないとまずいと思います。
「行かない」という人の中には、明確に「美術館への抗議」を含めて発言している人が多かったです。
「そんな対応をするような美術館には、行きたくない」ということだと思います。
東京都美術館側の対応は、ツイッター上ではわからない
今の所、美術館の公式ツイッター(主にクリムト展の混雑具合を紹介している)には、何軒か「対応していますか?」といった内容のコメントが寄せられていますが、
東京都美術館は、一切コメントに反応していません。
【ベートーヴェン・フリーズはこうしてできた!】クリムト展の見どころの一つ、全長34mに及ぶ壁画《ベートーヴェン・フリーズ》の再現展示の様子を特別に公開!
重たい壁を一枚ずつ、数人がかりで慎重に持ち上げ展示します。完成した部屋は圧巻の出来栄え。ぜひ体感ください。 pic.twitter.com/hv1fxNRBgV— クリムト展@東京都美術館【公式】 (@klimt2019) May 29, 2019
今回の事件を受けて、もしかしたら美術館側も何らかの対応をしているのかもしれませんが、(していないかもしれないけど…)
もし対応しているのなら、「これからクリムト展に行きたい」と考えている人が安心できるようなコメントを一言でもしてもらえると嬉しいですね…。
このまま「無反応」だと、「何も対応していません」というのと変わらないので…。
このままだと、「車椅子に乗った他の男性」も東京都美術館に行けなくなるよ。
あと、ここで思ったのが…「このままでは、車椅子に乗った男性はみんな東京都美術館に行けなくなるんじゃないか。」ということ。
「犯人だと思われるかも」「怖がらせるかも」
今の時点で男の特徴として語られているのは「車椅子に乗っている」という点だけ。
そうすると、この事件のことを知っている人は展示を見学している間はなんとなく「車椅子の男性」を見かけた時に「もしかして、あの人なんじゃないか」という目で見てしまうと思います。
それをわかっていたら、「車椅子に乗った男性」に当てはまる人は、全くの別人であってもクリムト展に行けなくなってしまうじゃないですか…。
自分が「犯人」だと思われたり、怖がられたりするかもしれないし。(そんな嫌な思いをしてまで、、と思ってしまうでしょう)
事件を知った今、自分がもし「車椅子に乗った男性」だとしたら、この事件の騒ぎが収まるまでは(というか、解決しない限りは)絶対に行きたくないです。
みんなの為にも、東京都美術館は早急に対応するべきだと思う
安全に楽しく作品を見たい「来館者」のためにも、
他の「車椅子に乗る男性」のためにも、
そして、美術館を利用する全員のためにも、東京都美術館は早急に対応するべきだと思います。
私は、身近に車椅子に乗る男性がいます。が、、
彼が、もし何も知らずに東京都美術館に行くことになったら、止めると思います。
こんなに情報が少ない中では、車椅子に乗っているだけで「加害者」「犯人」だと思われてしまう状況。。そんな空気の中で、行って欲しくない(・_・;)
東京都美術館、早く対応してくれ〜〜。
追記:その後の東京都美術館の対応
その後、東京都美術館はきちんと対応したようです!
本日、東京都美術館の方から美術館側の対応について謝罪をいただきました。防犯カメラの映像で被害を確認したとのことです。今後は警備を強化し、同様のことが起こった際には警察を呼ぶなどの毅然とした対応を行うそうです。また興味のある展示があればお伺いしようと思っています。 https://t.co/63zPmtXewg
— 峰なゆか (@minenayuka) June 17, 2019
よかった!!!
そして、東京都美術館側からも公式サイトのお知らせページから「館内トラブルについてのお詫び及び今後の対応について」という題名で公式に声明がありました。
一部抜粋(↓)
ご不快な思いをおかけしてしまった女性のお客様には連絡をとっており、お詫びするなど誠実に対応させていただいております。
(中略)
今回の件では、警備スタッフが、一方のお客様から事情をお聞きしなかったことなど、トラブル後の対応が十分でなかったことに加え、お客様に配慮を欠くご案内をしてしまい、改めて深くお詫び申し上げます。
また、特定のお客様に特段の配慮をしているかのような誤解を与えてしまったことに対しても、重ねてお詫び申し上げます。今回の反省を踏まえまして、展示室内の巡回警備を強化し、必要に応じてお声かけするなどトラブルの防止を徹底いたします。また、トラブルが発生した際は、双方のお客様から丁寧に事情を確認し、状況によっては毅然とした対応をとるなど、より一層お客様の立場に立った対応を心がけてまいります。
とのことです。
これを踏まえて、ツイッターではまた色々な意見が聞かれました。
- 「今回は見送るってこと?これは「トラブル」ではなく「暴行事件」だから犯罪なのでは?」
- 「この声明と、加害者男性への対応がすでに屹然としていない」
- 「殴られたという実質的な被害を「不快な思い」程度の認識しかしてないのは問題だと思う。」
- 「犯人逃亡中は、我々美術愛好家はかなりの覚悟を持っての観賞になりそうですね。」
など。。
あまり納得していない人の方が多いみたいですね…。。
あの加害者の男性は、一体どうなったのか…その点については未だ全く不明ですが、確かに、まだあの加害者の男性が野放しになっている、という状況だと(まあ文面を見ると確実にそうなのですが)、正直、あまり安心して東京都美術館に行けませんよね…。
男性の身元は、わからないのでしょうか?
今後、また事件が起こってから出禁にする、というようなことだと、また被害者が出てしまうのでよくないですし、車椅子に乗ったほかの男性陣も、正直まだ行きにくいですよね。
とりあえず、今の段階では、被害者である峰なゆかさんが納得のいく終わり方になるといいですね。